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補助装置の統合後に必要な安全性検証

プリンタには、補助装置と接続するためのインターフェイスが装備されています。プリンタを (提供されたインターフェイスを使用して) 補助装置に接続する場合、追加の安全リスク評価が必要となり、その結果、機械全体のアセンブリに対して新しい CE 適合宣言が必要となる場合があります。システムインテグレーターは、機械アセンブリの安全性に責任を負うものであり、EU 機械指令 (MD) の基本的な健康と安全の要件に準拠する必要があります。このようなコンプライアンスを確保するために、リスクアセスメントはインテグレーターによって実行される必要があります。インテグレーターは、MD の下で機械の組み立てを行うメーカーとしての資格を得る場合があります。このようなリスク評価は、アセンブリ全体の安全性に対する構成単位の適合性と、構成単位間のインターフェースから生じる危険性の両方をカバーするものとします。Canon Production Printing (CPP) は、補助装置とのインターフェースを提供することにより、プリンタと接続された補助装置からなるアセンブリのシステムインテグレーターやメーカーとしての役割を果たすことはありません。

システムインテグレーターは、以下を行うものとします。

  1. EU 機械指令 (MD) のガイドラインに基づき、機械の完全な組み立てのための取扱説明書を作成します。

  2. MD に基づく機械の組み立てについて、適切な適合性評価手順を実施する必要があります。

  3. 機械の組み立てには、CE マーキングを含む MD に従って必要な情報を記載した特定のマーキング (例えば、特定のプレート) を貼付するものとします。

  4. 機械の組み立てに必要な CE 適合宣言書を作成し、署名するものとします。

  5. 以下を含む必要がある機械の組み立てのための技術ファイルを作成するものとします。

    • リスク評価の結果

    • アセンブリ間のインターフェース (例えば、ガード、リンクコンベア、ホッパー、フィーダー、電子インターフェース装置) の設計の詳細

    • 新しいモジュールをアセンブリに組み込む際に、構成ユニットに加えられた変更に関するドキュメント

    • 完全な機械の CE 適合宣言

    • 機械ユニットに組み込まれた一部完成した機械の法人組込宣言書及び組立説明書