Loading

Arizona プリンタのインク

はじめに

Océ Arizonaプリンタは、UV硬化インクを採用しています。印刷性能を最適に保つ上で、毎日と毎週のメンテナンス作業が必要です。プリンタは、さまざまなOcé UV硬化インクに対応しています。あるインクタイプから別のインクタイプに変更したい場合は、アプリケーション・スペシャリストに相談することをお勧めします。作業方法や出力手段に対応したインクの適合性を決定するにあたり、メディアなど多くの変数があります。アプリケーション・スペシャリストが最適な決断に向けてお手伝いします。

UV 硬化インクの管理

プリンタは Canonが提供する UV 硬化インクで最適化されます。インクは萎むバッグに入っています。プリンタにインクをセットするには、バッグを逆さまにしてクイック接続カプラを接続します。これにより、インクの流れる経路が開きます。バッグには、取り付け時にプリンタに認識させるタグが含まれます。これにより、正しいインクが取り付けられたことをプリンタが確認することができます。

ボトルやキャリッジと比較して、インクのバッグにはメリットがあります。

インクの使用と共にバッグがしぼむため、インクの残量を簡単にチェックすることができます。

  • インクのほぼ全量がバッグからプリンタに注入されるため、まだ使用できるインクを無駄にすることが少なくなります。

  • インクの交換はプリンタ周辺を清浄に保ったまま、散らかしたり零したりせずにできます。

  • 印刷中にインクの交換ができるため、無駄な印刷や時間のロスを防ぐことができます。

Oce の承認したインクのみを使用してください。シリアル番号が無効または使用期限切れのインク バッグが取り付けられたり、インク ベイで不適切な色の場所へバッグが取り付けられたり、有効期限切れのタグがプリンタに接続された場合は、オペレーターに警告が発せられ、エラー メッセージが表示されます。

MSDSインク情報へのアクセス

各色のインクとUVフラッシュのSDS(安全データシート)はウェブサイト https://downloads.cpp.canon/から入手できます。最新のSDSとPSDSについては、https://downloads.cpp.canon/にアクセスしてください。UV インクおよび Flush の使用時に最適な安全取扱手順および適切な応急処置に確実に従うために、この安全についての情報を通読し、定期的に確認してください。

注意

インクの取り扱いまたはクリーニング時には、保護めがねおよびニトリルゴム製手袋を着用します。また、インクの周囲で作業する場合、衣服および露出されている皮膚を保護する手段を講じてください。

重要

Canon によりプリンタでの使用が承認されていないインクは使用しないでください。プリント品質が低下したり、硬化していないインクがプリントに付着したり、インク ポンプ、フィルター、インク ラインおよびプリントヘッドに回復不能な損傷を与える可能性があります。

インク ベイのインク バッグ

インク フィルター

プリンタ内のプリントヘッドは、インク フィルターにより汚染から守られています。 フィルターへのアクセスは容易で、砕片が詰まった場合はオペレーターが交換することができます (メンテナンス セクションの「インク フィルターの交換」を参照)。

メモ

ノズル チェック プリントで色の抜けが生じる場合や、インクの充填に時間がかかるようになった場合は、フィルターが詰まっており、交換が必要な場合があります。

UV インクの保管および取扱方法

高いプリント品質を維持し、プリンタのプリントヘッド寿命を延ばすためには、UV インクを正しく処理し、適切に保管する必要があります。

  • インクは 5 - 30°C (41 - 86°F) の温度範囲で保管する必要があります。 極度な高温または低温にさらされると、インクの予想寿命が縮まります。

  • 有効期限を過ぎたインクは使用しないでください。

  • 熱や直射日光を避け、乾燥した冷暗所に保管してください。

ホワイト インク

ホワイト インク オプションがあるプリンタでホワイトを定期的にプリントしない場合、ホワイト インクのプリントヘッドに顔料が沈殿する可能性があります。 ホワイト インクを使用しない間、プリンタは以下の方法で自動的にホワイト インク チャンネルを維持しようとします。

  • インクの再循環

  • 吹き出し

ホワイト インク プリントヘッドのノズル性能を回復させるために、追加の作業が必要になります。