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インク廃棄トレイを空にする

はじめに

廃棄トレイは 2 つあります。 パージ廃棄トレイは、メンテナンス ステーションの下にあります。 このトレイは、手動によるメンテナンスまたは自動プリントヘッド メンテナンスのいずれかのパージでインクを受けるために使用します。 吹き出し廃棄トレイは、インク吹き出しキャッチャの下にあります。 このトレイにはプリントヘッドの吹き出しから廃棄インクが蓄積します。

1 = パージ廃棄トレイ 2 = 吹き出し廃棄トレイ

このタスクについて

毎週使用した両トレイを空にする

注意

両インク廃液トレイには未硬化インクが混じっています。作業者をインクとの接触から保護するという安全上の理由から、ニトリル ゴム製手袋、実験用白衣、サイドシールド付き保護眼鏡の着用が義務づけられています。UV 硬化インクには、長期間または繰り返し肌に触れると、感作を引き起こす可能性のある化学物質が含まれています。UV インクに含まれる化学物質は、10 分足らずでニトリル ゴム製手袋に浸透し始めます。色素がないので、化学物質による汚染がはっきりとはわかりません。従って、Océ では認可されたニトリル ゴム製手袋のみを最長で 10 分間だけ使用し、手袋がインクで汚染された場合は、その手袋を決して再使用しないことを推奨します。破れた手袋は直ちに交換します (推奨するニトリル ゴム手袋の詳細は、「メンテナンス ガイドライン」節と「安全性」章を参照).

メモ

キャリッジを正しく向けておいても、ノズルから滴るインクが溝を通って回収器に流れ、インクの一部は平らな表面を流れます。毎日メンテナンス引き出しを開け、回収器面をチェックします。インクを目にしたら、ウエスかペーパータオルで拭き取ります。

装備

  • 先端が発泡剤のスワブまたはポリワイプ布

  • 滴下廃液トレイ用で、空の半透明 1.0 リットル プラスチック容器

  • 廃液浄化トレイ用で、空の半透明 5 リットル プラスチック容器

  • 2 個のプラスチック漏斗: 一個は小型、他は大型 (写真参照)

  • 両容器を格納でき、インクの排流時に零れたインクを回収する、プラスチック製の盥

手順

  1. 廃液浄化トレイを空にするには、最初にメンテナンス引き出しを開けます。
  2. トレイを空にする際、床にプラスチック製の盥を置き、零れたインクを回収します。
  3. 容量が最低 5 リットルの適当な空の容器に大型漏斗を差し、その容器をプラスチック製のたらいにセットし、廃液浄化トレイの廃液蛇口の下に置きます。
  4. 大型漏斗を 5 リットル容器の上部の中に差し入れます。漏斗と廃液バルブを調整してバルブを開き、インクが漏斗と容器に流れるようにします。
  5. 白い線が垂直になり、廃インクが流れ出すまで、排出バルブノブを反時計周りに回します。
  6. 廃液インクが完全に流出するまで待機します。必要に応じて、空である次の廃液容器を使用します。
    メモ

    ヒント:

    前回の排液以降にインクが蛇口で乾いてしまっている場合、バルブを開くのにかなりの力を加える必要があるので、注意して行ってください。

  7. 廃インクの排出が止まったら (または、容器が一杯になったら)、弁を閉じます。
  8. 完全に閉じて白線が水平になるまで、廃液浄化トレイ用バルブ ノブを時計方向に回していきます。
  9. インクの滴下が止まっても、プリンタを稼働した時、内側にインクが残っていたため滴ることがあるので、バルブ先端の内側を綿棒で拭き取ります。
  10. メンテナンス ステーション引き出しを開けた状態で、1 リットルの容器に小型漏斗を差して滴下廃液トレイ用バルブ下に置きます。
  11. 白線が水平になり、インクが流れ出すまで、廃液インク トレイのバルブ ノブを反時計方向に回します。

  12. インクの滴下が止まったら、完全に閉まって白線が垂直になるまで、インク廃液トレイのバルブ ノブを時計方向に回します。
  13. バルブを閉じた状態で、綿棒でバルブ先端の内側を拭き取ります。

  14. 廃液浄化インクの入った大型容器に流し、1 リットル容器を空にします。
  15. インク廃液と他の汚染物は、適切かつ環境に優しい方法で廃棄します。