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プリント品質を保持するためのガイドライン

はじめに

プリンタを正常な状態に保つため、定期的にプリンタヘッドおよびシステムのメンテナンス処理を実施します。これらのメンテナンス処理は、例えば用紙のクラッシュ後など、プリント品質の問題を解決するためにいつでも実行することができます。

操作パネルでこのメンテナンスを開始できます。メンテナンスには、3 つの異なる方法があります。

  • 手動メンテナンス

  • 自動メンテナンス

  • 定期メンテナンス

選択したシナリオに応じて、プリンタやオペレータによっていくつかのメンテナンス処理が自動的に実行されます。

メモ

自動、手動、定期メンテナンスでは、強力なノズル清掃のパージおよび拭き取りを行います。これは、操作中に行われるパージやワイプよりも多くのインクを消費することになります。

詳しくは、ビデオ プリント品質を保持するためのガイドラインをご覧ください。

メンテナンス ビデオ

メンテナンス処理は、メンテナンス手順のビデオで別途に説明されています。

操作説明動画 をクリックするか、以下の QR コードをスキャンして操作説明ビデオのメイン ページを見ることができます。

自動メンテナンス

これは 3 つのメンテナンス手順の最も短いものです。自動メンテナンスはすべてプリンタが行い、オペレーターは手順をスタートさせるだけです。プリント品質の問題が発生した場合は、必ず自動メンテナンスを最初に開始します。

処理

手順

プリンタがパージと拭き取りを実施してノズルを清掃します。

ビデオ: ノズルの清掃

[自動ノズル最適化] のオプションを選択することができます。

テスト パターンが印刷され、最高の印刷品質が得られようシステムによりチェックされます。

ビデオ: ノズルの自動最適化

手動メンテナンス

プリント品質の問題が発生した際、自動メンテナンスでは十分な結果が得られなかった場合に、手動メンテナンスを開始します。手動メンテナンスは主にオペレーターが行います。自動メンテナンスと比べると、4 つの追加のオプショナル処理が含まれています。手動メンテナンスのこれらの追加の処理は、メンテナンス ステーションの清掃、マトリックス プレートの清掃、M&Cスキャナーの清掃、プラテンの清掃、およびバッファー プレートの清掃です。紙詰まりやクラッシュが生じた場合にも、手動メンテナンスを実行できます。詳細については、品質の向上を参照してください。

表 2. 問題が生じた場合(印刷品質、紙詰まり、クラッシュなど)

処理

手順

メンテナンスステーション、ワイパー、およびクリーニングウォールを清掃します。

メンテナンスステーション、ワイパー、およびクリーニングウォールの清掃

ビデオ: メンテナンス ステーションの清掃

マトリックスプレートを清掃します。

マトリックスプレートのクリーニング

ビデオ: マトリックスプレートの清掃

M&Cスキャナーを清掃します。

M&Cスキャナーの清掃

ビデオ: M&Cスキャナーの清掃

プラテンを清掃します。

プラテンのクリーニング

ビデオ: プラテンの清掃

バッファー プレートを清掃します。

バッファー プレートのクリーニング

ビデオ: バッファー プレートの清掃

プリンタがパージと拭き取りを実施してノズルを清掃します。

ビデオ: ノズルの清掃

[自動ノズル最適化] のオプションを選択することができます。

テスト パターンが印刷され、最高の印刷品質が得られようシステムによりチェックされます。

ビデオ: ノズルの自動最適化

定期メンテナンス

定期メンテナンスはオペレーターが実施しなければならない、種々の必須メンテナンス作業です。操作パネルから警告が出た場合は、定期的メンテナンスが必要です。これは最低でも月に1回、インクの使用量にもよりますが、7日から30日の間に表示されます。

重要

プリントの品質を維持するためにも、操作パネルに表示されている定期的なメンテナンスを必ずすべて行う必要があります。

処理

手順

メンテナンスステーション、ワイパー、およびクリーニングウォールを清掃します。

メンテナンスステーション、ワイパー、およびクリーニングウォールの清掃

ビデオ: メンテナンス ステーションの清掃

マトリックスプレートを清掃します。

マトリックスプレートのクリーニング

ビデオ: マトリックスプレートの清掃

ミラーを清掃します。

ミラーの清掃

ビデオ: ミラーの清掃

M&Cスキャナーを清掃します。

M&Cスキャナーの清掃

ビデオ: M&Cスキャナーの清掃

プラテンを清掃します。

プラテンのクリーニング

ビデオ: プラテンの清掃

バッファー プレートを清掃します。

バッファー プレートのクリーニング

ビデオ: バッファー プレートの清掃

チラーを吸引します。

チラーを吸引し、液量レベルを確認してください(最初のデザイン)

チラーを吸引

インクユニットの清掃

インクユニットのクリーニング

インクユニットの清掃

プリンタがパージと拭き取りを実施してノズルを清掃します。

ビデオ: ノズルの清掃

[自動ノズル最適化] のオプションを選択することができます。

テスト パターンが印刷され、最高の印刷品質が得られようシステムによりチェックされます。

ビデオ: ノズルの自動最適化

自動、手動及び定期的メンテナンスの開始方法についての詳細は、自動メンテナンスの開始手動メンテナンスの開始定期メンテナンスの開始の項を参照してください。

ノズルをパージとワイプで清掃

すべての 3 つのメンテナンス手順において、ノズルはパージとワイプ作業で清掃します。パージ作業中、それぞれのノズルには新しいインクが補充されます。汚れを含んだ古いインクは、プリントヘッド ノズル プレートに押し出されます。次に、ワイパーがノズルの汚れを含んだインクを、ノズル プレートから取り除きます。これにより、最適にクリーニングされたプリントヘッドが得られます。

ノズルの自動最適化

すべてのメンテナンス手順において、[自動ノズル最適化] のオプションを選択することができます。

印刷中、システムは PAINt と呼ばれる機構を使用し、すべてのノズルが機能しているかどうかをチェックします。ノズルに欠陥が検出されると、PAINtはこの欠陥のあるノズルを、正しく作動しているノズルで補正します。PAINt は、印刷中のノズルの欠陥の原因の大半を検出することができます。

[自動ノズル最適化] を有効にした場合、プリンタはテスト プリントを作成し、それぞれのノズルでパターンでそれを印刷するようにします。カメラが印刷されたパターンをスキャンします。カメラが欠けているパターンを検出し、PAINt がこのノズルに欠陥があると検出していない場合は、このノズルの電源は永久にオフにされます。欠陥のあるノズルは、すべてのプリント ジョブにおいて、他のノズルにより補正され、その結果最高のプリント品質が得られます。

ノズルの自動最適化を選択した場合は、滑らかで、白く、不透明で、非反射の用紙を使用してください。