ワックスペーパーと印刷品質
用紙に印字できるように、通常、用紙には生産プロセスに於いて化学薬品が添加されます。
システム内部の汚れの原因となるこうした化学薬品を含む用紙を、ワックスペーパーと呼びます。 製品内部で生じる汚れがワックス状であるため、これらの用紙はワックスペーパーと呼ばれます。 この汚れが、印刷品質に影響を及ぼすことがあります。 このような問題を防ぐために、本製品には、[[ワックス モード] ]機能が搭載されています。 [[ワックス モード] ]は、ワックスペーパーの処理に問題がある場合に使用することを推奨します。 このモードを使用すると、ワックスペーパーをプリントしたあと、本製品が自動的に清掃されます。 [[ワックス モード] ]は、ワックスペーパーを処理する場合のみ有効にすることを推奨します。 処理後は、この機能を無効にしてください。
ワックスモード
本製品には、ワックスペーパーでの印刷品質の問題を解決するのに役立つ 2 つのワックスモードがあります。 各ワックスモードは、次の 2 つの手順から成ります。
ワックスの沈殿を防ぐために、本製品を安全に予熱する。
プリント後、本製品をスタンバイモードにして、残りのワックスを分解する。
ワックスモード[[1] ]と[[2] ]の違い
ワックスモード[[2] ]は、起動時の温度をより高くする必要があり、本製品の起動時間が長くなります。
ワックスモード[[2] ]では、ワックスの分解時間が長くなります。
清掃処理に関する重要な情報
ワックスペーパーのプリント枚数が多いほど、ワックスの分解時間は長くなります。 ワックスモードの最適な性能を得るためには、50,000 枚以上ワックスペーパーをプリントしないでください。 上記の枚数以上プリントする必要がある場合は、まず本製品をスタンバイモードにしてワックスを分解するか、ワックスペーパーを使用しないプリント ジョブを実行します。
ワックスペーパーの処理後に、本製品の電源を手動で切ったり、本製品を手動でスリープモードにしたりしないでください。 本製品をスタンバイモードのままにして、ワックス成分を清掃できるようにします。 スタンバイモード後 (最大 2 時間) に、本製品は自動的にスリープモードに切り替わります。 2 時間でもすべてのワックスを分解できない場合、本製品は次のジョブ後に、すべてのワックスが清掃されるまでスタンバイモードになります。
ワックスモード[[1] ]は、ワックスペーパーでの印刷品質に問題があるときに選択します。
ワックスモード[[2] ]は、ワックスモード[[1] ]では印刷品質の問題を十分に解決できないときのみ選択します。
ワックスペーパーの使用が終了したら、[[ワックス モード] ]設定を必ず[[オフ] ]に戻してください。
[用紙の詳細設定] が [カスタム] に変わります。 これは、[[用紙の詳細設定] ]にある各設定が初期設定から変更されたことを示します。 操作パネルには[ワックス モード] 設定が有効であることを示す他の情報は表示されません。