プリンタはバキュームで、プリンタ テーブルに用紙を固定します。テーブルは複数の真空ゾーンで仕分けられています。手動バルブで、真空ゾーンを有効にしたりシャットダウンしたりします。システム動作を効率的なものにするために、真空テーブルの穴すべてを覆ってください。
弁のハンドルは、真空ゾーンの状態を決定します。 ハンドルが垂直位置の場合、ゾーンが開かれて、真空が生成されます。 ゾーンを閉じるには、コントロール ハンドルを時計回りに水平位置まで四分の一回転させます。
真空ゾーンすべてを用紙で覆っていない場合、真空ロスを避けるため用紙周辺のエリアをマスクしてください。厚さがプリントする用紙と同じか薄い紙片または素材を使用して、テーブルをマスクします。真空ゲージが20"Hgを示せば、真空テーブルを完全に封止したことになります。
フット ペダルを使用して、テーブル真空のオン/オフを切り替えます。 手を使わずに操作することができるため、真空テーブル上に用紙を固定する操作が容易になります。 プリントを開始する前に真空の電源を入れる必要があります。また、プリントが完了するまで真空の電源を切ることはできません。
真空ゲージはテーブル上にあります。
ゾーンを適切にマスクしたら、真空ゲージで測定します。有効ゾーンを適切にマスクしたら、ゲージが 20"Hg (68 kPa) 以上になるはずです。若干の漏れがあると上記数字が下がり、真空の効率性も下がります。多孔質の用紙も真空効率性を劣化させるおそれがあります。
有効ゾーンで真空ゲージが 10"Hg (34 kPa) 以下を示し、エリアを適切にマスクし、テープを剥がしたのに、真空システムが漏れている場合があります。ゾーンを正常にマスクしたのに、ゲージの表示値が低いままであれば、サービス センターにお問い合わせください。
オーバーレイ シートにインクがこびりついた場合は、インクを除去してください。こびりついたインクをそのままにしておくと、プリント ギャップが生じ、真空テーブルが用紙を適切に固定する機能にも影響が生じます。インクの除去には、西洋カミソリの付いたペイント スクレーパの使用をお勧めします。詳細はメンテナンス節を参照してください。