ロール紙にプリントする場合、各プリント スワフ中の用紙送り量に不一致が生じる可能性があります。 これは「用紙のステッピング」と呼ばれます。 これが原因となり、暗いラインまたは白いギャップの形でバンディングが生じます。 下図では、このようなバンディングについて説明しています。
A) アンダーステップにより、暗いラインが生じる場合があります。これは、用紙が十分に送られないため、スワフが前のスワフと重なる位置に配置されている状態です。 この場合、補正係数を大きくする必要があります。
B) オーバーステップにより、白いギャップが生じる場合があります。これは、スワフが前のスワフから大きく離れた位置に配置されている状態です。 この場合、補正係数を小さくする必要があります。
C) ステップに問題はありません。用紙は正常に送られています。 変更は必要ありません。
オペレーターは、用紙ステップ補正係数を使用して用紙のステッピングを微調整し、プリント品質を最適化することができます。
これは、このようなバンディングが生じる場合にのみ必要となります。 イメージにバンディングが生じていない場合、デフォルト値の 50 を変更する必要はありません。
サプライ ロールと巻き取りロールの用紙の端が 1mm 以内に位置合わせされるように用紙を取り付けることが重要です。
用紙ステップ補正係数の使用: 「Roll Media Manager (ロール紙マネージャ)」メニューで、「 Step Correction (ステップ補正)」フィールドを選択し、0 ~ 100 の値を入力します。デフォルト値は 50 です。白いギャップを補正するには 50 より小さい値、暗いラインを補正するには 50 より大きい値を入力します。