本節では、Adobe Illustrator® など、ベクトル対応のイメージ編集アプリケーションで、スポット データを含むイメージを作成する方法について説明します。ホワイト インクやワニスでプリントするには、スポット データを前提に設定した、ONYX プロファイル (用紙モデル) を最初に用意してください。
Illustrator でイメージにスポット カラー データを追加する場合、新しいスポット チャンネルとして、イメージ内にレイヤを作成してください。イメージに複数のスポット エレメントを含めることができますが、エレメントごとに同一スポット チャンネルになければならないので、不透明度レベルも同一でなければなりません。そのようになっていない場合、ONYX Thriveで、保存された文書はセパレーション ファイルとして処理されます。ホワイト インクやワニスの Arizona プリンタは、2本のチャンネルをサポートしており、1 本のチャンネルをスポット 1 データ、他をスポット 2 データにできます。スポット データの作成に必要な作業が RGB よりも簡単なため、CMYK が優先モードとなっています。
オーバープリント機能やスポット カラー作成機能を持つものであれば、Illustrator 以外のベクトル対応イメージ編集アプリケーションを採用できます。
光沢は、 Arizona 135 GT に対してサポートされていません。
ホワイト インク ワークフローの第一ステップは、スポット チャンネルに使用するソース イメージの準備です。スポット データは、セパレート チャンネル (スポット チャンネル レイヤまたはカスタム スポット カラー) 全体に指定し、ONYX RIP に認識させます。スポット チャンネル レイヤまたはカスタム スポット カラーに割り当てる名は、スポット 1 または 2 としてください。ファイルの準備で最も重要なものです。チャンネルに名を割り当てたことで、ホワイト インクやワニスのチャンネルについては、スポット チャンネルへの出力が必要なソース イメージのデータを RIP-Queue で判断できます。
ファイル準備時にデザイン上で設定できるのは、「ホワイト インク」か「ワニス」のいずれのプリントにするかということと、本文書に記載されたカラーの割り当てのみです。Illustrator の場合、ホワイト インク データは簡単なものか複雑なものかのいずれかとなり、ベクトル シェイプから文字にいたるまで、ビットマップ イメージで可能です。
次の手順に従って、ホワイト インクとともに使用する Adobe Illustrator ファイルを設定します。
[名前] – 「スポット 1」または「スポット 2」と入力します。
注:「スポット 1 または スポット 2」以外の命名規則を使用する方法については、本節最後の下位節「スポット データの命名」を参照してください。
カラー タイプ – ドロップダウン メニューから [スポット カラー] を選択します。
スウォッチ カラー– スライダでスウォッチ カラーを調節します。カラーは、デザインが見やすくなる任意の値に設定できます。
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