トレーニングを受けてPOCを実行できるオペレーターおよび担当サービスのみが、用紙処理ルートの画像配置を行えます。
用紙処理ルートの画像配置を実行すると、プリンター依存の偏りによって発生する嵩高紙の印刷位置のずれを調整することができます。 通常、用紙処理ルートの画像配置は担当サービスによって 設置時、またはソフトウェアアップグレード後に行われます。用紙パスレジストレーションの調整は装置による調整です。 用紙処理ルートの画像配置は、印刷位置の調整のベースになります。 印刷位置の個別調整と嵩高紙での印刷時の印刷位置調整とでは差異が発生します。
担当サービスは 特定のユニットの交換または取り外しのあと、用紙処理ルートの画像配置を行う必要があります。
トレーニングを受けたオペレーターはヒート エクスチェンジャー ホイルを交換したあと、印刷位置を確認する必要があります。 印刷位置の調整結果が最適でない場合、用紙処理ルートの画像配置が必要になります。
大量印刷時の印刷位置調整を行ったあとでも、印刷位置の個別調整ができます。 特定の用紙で印刷位置を確認することを推奨します。 印刷位置の調整が基準に満たない場合、印刷位置の個別調整が必要になります。
A4/LTR 嵩高紙のトレイはトレイ 1 です。
A4/LTR の用紙処理ルートの画像配置を行ったあと、A3/11" x 17" の用紙処理ルートの画像配置を行います。
小さい判型用にオプションのバルクトレイが装着されている場合は、バルクトレイ1にA4またはLTRが収容されていることを確認します。 さらに、バルクトレイ1にA4またはLTRが指定されていることを確認します。必要な場合は、バルクトレイのサイズを調整します( 小さい判型用バルクトレイオプションのサイズ調整を参照)。
POC の操作はトレーニングを受けた人だけが行うことができます。
プリンターがウォームアップされていない場合は、プリンターのウォームアップが行われてから印刷位置の調整が開始されます。
レジストレーションシートは必ず原稿台ガラスの左上に正しくセットしてください。 原稿台ガラスの上のレジストレーションシートが丸まっていたり、角が折れていないことを確認します。 用紙の束を使うことによってカールを低減できます。
スキャンするたびに フィーダー/原稿代カバーを閉じる必要があります。
用紙処理ルートの画像配置の手順は、印刷位置の個別自動調整の手順と同じです。
A3/11" x 17" 嵩高紙のトレイはトレイ 3 です。
用紙処理ルートの画像配置を行っても、表裏反転面の配置が適切ではない場合は、給紙方向の用紙の長さを測って確認してください。 用紙処理ルートの画像配置は、既定サイズの用紙が使われていることを前提にしています。 実際の用紙の長さが既定サイズと異なる場合、実際の用紙サイズを入力する必要があります。 (位置合わせの値 を参照) 印刷位置の調整結果が正しくない場合、該当する用紙に対して印刷位置の手動調整を行う必要があります。 (オプション 2 - 印刷位置の手動調整 (必要な場合のみ) を参照)
過去に行われた印刷位置の個別調整は、嵩高紙での印刷位置調整に影響する可能性があります。 そのため、用紙処理ルートの画像配置を確認する場合、印刷位置の個別調整の全設定値を 「0」 にすることを推奨します。