ジョブとは
ジョブは、送信された PDF ファイルとジョブの説明 (ファイルの印刷方法) を組み合わせたものです。
ジョブのステータス
オペレータはジョブのステータスを手動で変更する必要があります。
[ステータス] は次のいずれかになります。
[着信中]
[新]
[許可済み]
[プリプレス]
[作成]
[ポストプレス]
[完了]
管理者
テナントの管理者は、アプリケーションの設定 (ユーザーアカウントの作成や管理など) を担当します。
各テナントには、少なくとも 1 人の管理者が必要です。
連絡先
連絡先はプリントショップの従業員またはプリントショップの顧客です。
制作担当者
プリントルームのオペレータはジョブの準備と印刷を担当します。
顧客
顧客 (「プリントバイヤー」とも呼ばれます) はプリントショップの顧客です。
テナント
テナントは、1 つのプリントショッププロバイダ (PSP) 用に予約された分離環境です。
「マルチテナンシー」とは、クラウドコンピューティングの概念であり、1 つのアプリケーションを異なるユーザーグループ (テナント) が共有し、各グループがそれぞれ個別のデータや設定などを持つことを指します。
事前チェック
事前チェックでは、PDF ファイルが分析され、そのファイルが正しく設計されているかどうかをいくつかのルールに照らして確認されます。また、事前チェックでは、フォントが埋め込まれているかどうか、ページサイズが小さすぎるかどうかなども確認されます。
ルールセットは、あらかじめ決められています。一部のルールは [設定] で設定できます。
PDF ファイルに必要な最小および最大の画像解像度を設定できます。
自動事前チェック処理はジョブの投入時に適用されます。
事前チェックのスターテスのリスト
[事前チェック中に問題は検出されませんでした。]
これは最良の結果です。ジョブの事前チェックに合格しました。事前チェックのステータスアイコンは緑色です。この場合、[プリフライト レポート] は必要ありません。
[事前チェック中に警告が検知されました。]
例:
[画像解像度が低すぎます]
[画像解像度が高すぎます]
[PDFファイルに埋め込まれていないフォント]
[事前チェックに失敗しました。]
例:
[PDFはパスワードで保護されています]
ジョブが事前チェックステージを通過した後、事前チェックのステータスアイコンをクリックして [プリフライト レポート] を表示します。
匿名化とは
データ保護およびプライバシー法に準拠するために、このアプリケーションでは、ユーザー関連のデータ (顧客の名前や会社など) をコンピュータで生成されたものに置き換えることができます。
用紙サイズ
物理的なシートの幅と高さ。
ページ
このアプリケーションは、ドキュメントをページ形式でユーザーに表示します。ユーザーは、ドキュメントのページにページプログラミング設定を適用できます。
シート
1 枚のシートには 1 ページ以上のページが含まれます。
ドキュメントのページは物理的なシートにマッピングします。たとえば、1 枚の A3 シートには、各面に 2 つずつ、合計 4 つの A4 ページを含めることができます。
ページサイズ
ページのデジタル画像の幅と高さ。
ページコンテンツ
ページのすべてのデジタル情報 (テキスト、画像、フレームなど)。デジタル画像にはすべてのデジタル情報が含まれます。
ページプログラミング
ページを追加または削除したり、用紙をページにリンクしたり、ページサイズを変更したりできます。
ページプログラミング
通常の PDF ファイルは、ページプログラミングされていないドキュメントです。ページプログラミングはアプリケーションによってドキュメントに追加されます。たとえば、デフォルトの用紙サイズが割り当てられます。
ドキュメントを保存すると、そのドキュメントはページプログラミングされているとみなされます。この操作は透過的です。
ブランクページ
空白のページは PDF ファイル内の空のページです。
空白のシート
ブランクシートは、シートの両面にブランクページが含まれるシートです。
ドキュメントの種類
ブックを作成するときに、適切なドキュメントの種類を選択できます。使用可能なドキュメントの種類は、最も一般的な形式であるブックと小冊子です。ドキュメントの種類別に一連の設定を定義する必要があります。
[ルーズリーフ]
[小冊子]
[ホチキス留めされたドキュメント]
[折り加工のドキュメント]
[ルーズリーフ]
ドキュメントは複数のシートから構成されています。シート単位で仕上げを追加できます。「標準」はデフォルトのドキュメントの種類です。
[小冊子]
「[小冊子] 」では、複数のシートを中央で 1 回折ります。各シートに 4 パネルずつあります。各パネルは別々の PDF ページです。各シートは重ねて折ります。
このアプリケーションは、このシートにページを正しく設定します。たとえば、1 ページと 8 ページがシートの 1 つの面に印刷されます。2 ページと 7 ページはシートのもう 1 つの面に印刷されます。
「[小冊子] 」はドキュメント内のすべてのページに適用されます。
[Z折り]
[Z折り] では、1 つのパネルは他の 2 つのパネルの 2 倍のサイズです。[Z折り] はドキュメントの 1 枚のシートに適用されます。
二つ折り
二つ折りでは、1 枚のシートを 4 パネルに折ります。シートをページの短辺と平行に中央で折ります。シートの各面が PDF 1 ページ分になります。
内三つ折り
内三つ折りでは、1 枚のシートを 6 パネルに折ります。2 箇所で平行に同じ方向に折ります。シートの各面が PDF 1 ページ分になります。
右側のパネルを内側に折り、さらにそれに重ねて左側のパネルを折ります。パネルを互いに適切に重ねるために、通常右側のパネルは左側よりもわずかに小さくなっています。
両端折り
外三つ折りでは、1 枚のシートを 6 パネルに折ります。2 箇所で平行に折りますが、互いに逆方向に折ります。シートの各面が PDF 1 ページ分になります。
これは各パネルがほぼ同じサイズの単純な Z 折りです。
外三つ折り
両端折りでは、1 枚のシートを 6 パネルに折ります。左端と右端を内側に折り込み、シートの中央で重ならないように揃えて折ります。シートの各面が PDF 1 ページ分になります。
観音折り
観音折りでは、1 枚のシートを 8 パネルに折ります。左端と右端を内側に折り込み、シートの中央で重ならないように揃えて折ります。さらに、シートの中央で再度折ります。シートの各面が PDF 1 ページ分になります。
パネルを互いに適切に重ねるために、外側のパネルは内側のパネルよりわずかに小さくなっています。外側のパネルは中央に折り込み、内側のパネルに重なります。
巻き折り
巻き折りでは、1 枚のシートを 8 パネルに折ります。シートを半分に折ってから、最初の折りと平行にさらに半分に折ります。シートの各面が PDF 1 ページ分になります。
パネルを互いに適切に重ねるために、内側の 2 つのパネルは他のパネルよりわずかに小さくなっています。
事前チェック
事前チェック処理では、PDF ファイルにおいてルール違反がないかどうか確認します。ルールセットは、あらかじめ決められています。一部のルールは設定できます。
有効にすると、顧客がオーダーを送信すると自動事前チェック処理が適用されます。自動事前チェック処理では、設定したルールに従って違反を修正するか、そのドキュメントに対して処理をキャンセルできます。
事前チェックレポートと注釈付きファイルが生成されます。事前チェックレポートには、見つかった問題の概要が示されます。注釈付きファイルには、ドキュメント全体と共に、見つかった問題と修正済みの問題の場所が示されます。手動事前チェック処理では、設定したルールに従って違反が自動的に修正されます。事前チェック処理で問題が検出されましたが、自動的に修正できません。ジョブを印刷する前に、これらの問題を手動で修正することをお勧めします。
[画像]
設定 |
説明 |
---|---|
[白黒] |
ドキュメントは、ブラックインクまたはトナーのみを使用して白黒で印刷できます。PDF ファイルのフルカラーは、ブラック、グレー、白のオブジェクトまたは背景に変換されます。 |
[カラー プリセット] |
入力色 (RGB、CMYK) の変換方法を定義します。 RGB カラーモデルは、赤、緑、青の光で色を表現する加法混色モデルです。このシステムは主に、画面での表示に使用されます。 CMYK カラーモデルは、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクまたはトナーで色を表現する減法混色モデルです。このモデルは主に、印刷で使用されます。 |
[最終製品サイズ]
仕上げ後の製品の最終サイズ。次にいくつかの例を示します。
A3 シートの小冊子の製品サイズは、折ってステープル留めした後のサイズであり、A4 です。
レターシートのルーズリーフの製品サイズは、Letter です。
A3 シートの観音折りの製品サイズは、A4 です。