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スワブによるノズルの回復

はじめに

ノズル、またはノズルのグループが標準の AMS 作業で回復しない場合は、イソプロピル アルコール (IPA) を使用したスワブが必要になります。

メンテナンス装置

  • サイドシールド付きの保護眼鏡

  • グローブ (例:Ansell Microflex 93-260)

  • フォーム付のスワブ

  • ポリワイプ布 10cmX10cm (リントフリー)

  • イソプロピル アルコール - IPA (98% 以上)

始める前に

プリンタ UI で [Move Carriage (キャリッジの移動)] をクリックし、メンテナンス アクセス ドアを開きます。

手順

  1. ノズル チェック プリントをプリントし、評価します。
    メモ

    回復が必要なノズルを特定するには、真空テーブルからノズル チェック プリントを取り除き、メンテナンス エリアのキャリッジの下のフロアに置きます。カラーが揃うように正しい向きに置かれていることを確認します。このプリントは各プリントヘッドの噴射性能のプロジェクションを表しています。これにより、ノズル抜けのあるノズルやノズルのグループから、スワブが必要な実際のプリントヘッドのノズル プレートのエリアを特定するのに役立ちます。

  2. スワブを湿らせる側か糸くずの出ない布を、小さな容器に入ったイソプロピルアルコール (IPA) 溶液に浸します。
  3. 容器の縁を使用して、スワブについた余分なアルコールを取り除きます。
    重要

    使用する前にスワブや糸くずの出ない布が汚れないようにしてください。使用したスワブをイソプロピルアルコール (IPA) 溶液に再度浸さないでください。

    フォームの縫い目がプリントヘッドの下部に触れないようにしてください。プリントヘッドが損傷することがあります。下図を参照します。

    適切なスワブの向き
  4. 下図のとおり、ノズルの復旧が必要な一個目のプリントヘッド端に、片側を漬したスワブまたは糸くずの出ない布を当てます。
  5. ダブルプリントヘッドの片側から、もう一方の側にスワブか布をゆっくり移動します。回復が必要なノズルのプリントヘッドのエリアに、液に浸したスワブを 10 秒間適用します。
  6. スワブをクリーンな方に回したり布を折り畳んだりして、同じプリントヘッドも手順 4。 5 を繰り返します。
  7. 新しい乾いたスワブで、プリントヘッド開口部の周りをクリーニングします。開口部の外周をスワブでクリーニングします。下図のクリーニングのルートを参照してください。
  8. 短い方の端にはスワブの先端を使用します。スワブを縫い目側に回して、長い方の端をきれいにします。

    プリントヘッドの金属プレートとキャリッジ ベース プレート間の溝からインクを取り除く際は特に注意が必要です。上図で、白い楕円で示されている領域を参照してください。

  9. ノズルの回復が必要な別のプリントヘッドについて、この手順を繰り返します。
    重要

    2 つの異なるカラー チャンネルに同じスワブを絶対に使用しないでください。

    スワブでプリントヘッドを絶対にこすらないでください。砕片が別のノズルに移動してしまいます。

  10. メンテナンス アクセス ドアを閉じます。
  11. スワブで葺いたカラー チャンネルの AMS を実行します。

    この作業は、ノズル チェックをプリントする前にプリントヘッドからほこりや砕片を除去するために重要です。

  12. ノズル チェック プリントをプリントし、評価します。必要に応じてスワブ手順を繰り返します。