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Adobe PhotoshopおよびIllustrator用PRISMAelevate XL Extensions

はじめに

PRISMAelevate XL Extensions は、集中トレーニングを受けることなく、傾斜印刷プロジェクトの高精度な3Dデザインを可能にする、Adobe Photoshop Adobe Illustratorプラグインを使いやすいものにしてくれます。

このプラグインを使うと、デザイナーは以下のことができます:

  • 傾斜アートワークのデザインを印刷可能なPDFで作成する。

  • プレビューを作成して、傾斜アートワークのデザインを確認できる。

  • 傾斜アートワークのデザインでアーテファクトを特定する。

エクステンションパネルを開く

PRISMAelevate XL Extensions(Adobe PhotoshopまたはAdobe Illustrator)へは、[Window] -> [Extensions (legacy)]の順にアクセスします。

  • [PRISMAelevate XL Preview]

  • [PRISMAelevate XL Setup]

拡張機能に簡単にアクセスするには、パネルを最小化して、拡張機能をサイドバーにドラッグアンドドロップします。

PRISMAelevate XL Extensionsの機能の詳細を確認するには、右上隅にあるメニューボタンからオンラインヘルプを開きます。

カラー設定

デザイン作業を始める前に、正しいカラーマネージメントに設定してください。色値を所期グレー・レベルに適宜変換するため、一致するカラーおよびグレー・プロファイル(すなわち、sRGBおよびsGray)を使用します。それにより、RGB(128:128:128)を最大傾斜50%に対応させることができます。

メモ

複数のコンピュータでデザインを作成する場合は、すべてのコンピュータで常に同じカラーマネジメント設定(作業スペース、カラーマネジメントポリシーなど)を使用するようにしてください。

エレベーションマップを確定した後、これ以上はカラーマネージメント設定を変更しないでください。カラーマネージメント設定を変更すると、グレーレベル、さらには傾斜形状に影響します。

[Edit]-[Color settings] と進み、必要に応じてカラー設定を変更します。

[PRISMAelevate XL Setup]パネル

[効果の種類]

[効果の種類] を選択します。

Alto

  • 最大1mmの傾斜

  • 傾斜はCMYKで構成されている(CMYKWW設定の場合は+白、 CMYKWV設定の場合は+ニス)。

  • 傾斜をカラーレイヤーから分離するために、白のレイヤーが自動的に印刷される。

  • Alto (White): 傾斜は白インク(利用可能な場合はニスも)で構築される。

メモ

デフォルトまたは White オプションを印刷するには、対応するメディアプロファイルを ONYXで選択する必要があります。

Alto-Plus

  • 最大4mmの傾斜

  • 傾斜はCMYKで構成されている(CMYKWW設定の場合は+白、 CMYKWV設定の場合は+ニス)。

    ワニスの使用は表面張力を下げるのに役立つ。

  • 傾斜をカラーレイヤーから分離するために、白のレイヤーが自動的に印刷される。

  • Alto-Plus (mold) は傾斜だけを表示する。Alto-Plus (mold)を設定する。

メモ

デフォルトまたは Mold オプションを印刷するには、対応するメディアプロファイルを ONYXで選択する必要があります。

Brila

  • 最大0.25mmの傾斜

  • ワニスはカラー層の上に印刷される

  • 白のアンダーコートを印刷することで、メディアの色を分離したり、デザインに白を加えたりすることができる。

    白データは、印刷ファイルで別のレイヤー/グループとして存在する必要がある。

[高度マップ]

エレベーションマップを設定するグループ / レイヤーの名前を選択する。

エレベーションマップはグレースケールのマップで、白い部分は傾斜がなく、黒い部分は傾斜が最大になる。

[最大高度]

デザインの最大傾斜を選択する。最大値を低く設定できるが、高く設定することはできない。エレベーションマップの黒は、このパネルで設定された最大傾斜を表す。

[白の下塗り]

(オプション)

( Brila のみ)

白いアンダーコートを是って異するレイヤー名前を選択する。

白のアンダーコートは白インクのレイヤーで、メディアをカラーレイヤーから分離する。

メモ

AltoとAlto-Plusでは、傾斜レイヤーとカラーレイヤーの間に白の分離レイヤーが自動的に印刷される。デザインの領域だけが完全な透明色と完全な透明傾斜の両方があり、白い分離レイヤーはありません。

PRISMAelevate XL プレビューパネル

1.

[ドキュメントの表示]

傾斜アートワークの3Dプレビューを生成または更新するには、以下のいずれかのオプションを選択します。

  • アートワーク全体をレンダリングするには、[ドキュメントの表示] を選択します。

  • アートワークの選択した部分のみをレンダリングするには、アートワークの一部を選択して[選択範囲の表示] を選択します。

  • レンダリング処理を高速化するため、低解像度でドキュメントをレンダリングするには、[クイックレンダリング] を選択します。

    レンダリング処理をさらに高速化するには、[その他のオプションを表示] を選択して、カラーマネージメントのチェックを外します。

    メモ

    [クイックレンダリング] モードで強調表示することはできません。

2.

プレビュー ウィンドウ

傾斜アートワークの3Dプレビュー。

プレビューは以下の方法で、回転、シフト、拡大、縮小できます。

  • マウスの左ボタンをクリックして押し続け、プレビューを回転させる。

  • マウスの右ボタンをクリックして押し続け、プレビューをシフトさせる。

  • マウスホイールを回転させて、プレビューを拡大・縮小する。

3.

[高度のみ表示]

チェックボックスにチェックを入れると、デザインの傾斜のみが表示されます。

4.

[ハイライト]

[高さ範囲]

チェックボックスにチェックを入れると、任意の高さ範囲が強調表示されます。

5.

[ハイライト]

[傾斜範囲]

チェックボックスにチェックを入れると、任意の高さが強調表示されます。高さの範囲を変更するには、範囲の値を調整するか、ルーラーを正しい位置にドラッグします。

この機能は、不要な印刷時間の追加となる、孤立した高ピクセルを特定するのに特に重宝です。また、傾斜が急な場合、(グレーの)傾斜レイヤーエッジで見えるようになります。

[2Dデザインに適用]

[2Dデザインに適用] をクリックすると、強調表示された情報がある別のグループ/レイヤーがデザインに追加されます。このレイヤー・グループは最終的なデザインの一部にはなりません。

6.

[環境]

環境セクションでは、アートワークの異なる背景を選択したり、特定のメディアタイプを選択することができます。

  • [背景]

    3Dプレビューの背景を選択する

  • [メディア]

    [なし] を選択すると、プリントの裏面を確認することができる(効果を使用してプリントする際、白いアンダーコートを確認するため。: Brila).

更新ボタン

デザインの傾斜に関する情報は、情報ボタンをクリックします。