NFC スマート カード使用について

NFC スマート カードとは

NFC スマート カードは、ペイメント カードとも呼ばれる非接触型カードです。この種類のカードは、NFC を介して端末と通信します。NFC (Near-field communication) は、数センチメートル離れたデバイス間でデータの交換を可能にする無線通信技術です。通常、その一例はポータブル デバイスまたはカードです。

NFC スマート カードとリーダーの例

NFC スマート カードは、その所有者が公共交通機関や建物にアクセスするときの本人認証によく使用されます。プリンタは NFC スマート カードを使用して、LDAP ディレクトリ サーバーに保存されているユーザー情報に対して所有者情報を認証できます。

NFC スマート カード ユーザーの承認と認証は PRISMAsync のドメインとユーザー グループの設定に基づきます。

NFC スマート カード使用は、既存の PRISMAsync Print Server ログイン方法を現状のまま残します。そのため、NFC スマート カード リーダーが接続されていても、スマート カードを持たないユーザーが操作パネルにアクセスできます。さらに、NFC と PKI のスマート カードを同時に使用できます。

ユーザーが NFC スマート カードを使用して操作パネルにアクセスする前に、Settings Editor で NFC スマート カード使用を有効にする必要があります。

メモ

スマート カードとリーダーは直接接触せずに通信し、証明書を使用して所有者を認証できます。この認証は PKI テクノロジに基づきますが、インターフェイスは NFC を使用します。これらのスマート カードを有効にするには、PKI スマート カードの設定を適用します。

UID (ユーザー識別子) とは

NFC スマート カード チップには、1 人以上のユーザーを識別するための UID (user identifier) が保存されています。

PRISMAsync Print Server は NFC スマート カードの UID (user identifier) を使用してユーザー認証を開始します。同じ UID (user identifier) を使用するユーザーが複数いる場合、操作パネルのログイン ウィンドウには、ユーザー名を選択するためのリストが表示されます。

UID (user identifier) は複数の表記で表示できます。

例: スマート カードの UID (user identifier) 表記

メモ

• 16 進数は 16 を基数とする数字、10 進数は 10 を基数とする数字、2 進数は 2 を基数とする数字です。

• 16 進数: 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, A, B, C, D, E,  F。10 進数: 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9。2 進数: 0, 1.

• 1 バイトは 8 ビットの集合であり、2 桁の 16 進数を表します。

• たとえば、7 バイトの 16 進表記は次のようになります。04 3A 98 CA BB 2B 80。逆バイトの表記は次のようになります。80 2B BB CA 98 3A 04.

NFC サポートされているスマート カード リーダーPRISMAsync Print Server

NFC サポートされているスマート カードPRISMAsync Print Server

詳細

• NFC スマート カードの認証について

• NFC スマート カード使用の設定

• PKI スマート カード使用の設定