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安全制御システム (SCS)

はじめに

Arizona 2300 series シリーズ プリンタには、オペレーターやその他の作業者を保護するカテゴリ 3、性能レベル「PLrd」の安全制御システム (SCS) が搭載されています。

プリンターには、緊急停止ボタン、複数のインターロック スイッチ、補助装置 (プリンター出力物の処理) 用のオプションのオートメーション インターフェースが装備されています。緑のビーコン ランプは、安全システムとプリンタの状態を示します。

安全制御システムの構成要素

SCS システムにはいくつかのエレメントがあります。

  1. 緊急停止ボタン

  2. メンテナンス ステーション インターロック

  3. キャリッジ ガード

  4. オートメーション インターフェース (オプション)

1.非常停止ボタン:

[Emergency-Stop (緊急停止)] ボタンのひとつを作動させると、すべてのプリンタ動作が停止され、UV 硬化システムの電源が切られます。ガントリーの外側とユーザー インターフェース デスクに緊急停止ボタンが設置されています。非常停止ボタンを押すと、プリンタの動きが完全に止まり、UV 硬化システムもスイッチ オフになります。

非常停止ボタンを押した後にプリンタを再起動させるには、反時計回りにボタンを回します。ボタンから指を放すと、コントロール ステーションでオペレーターが確定しない限りは作動しません。

2.メンテナンス ステーション インターロック

メンテナンス ステーションはキャリッジ下にあり、プリントヘッド メンテナンスの実施とプリンタヘッドのスワブにアクセスできます。ステーション引き出しが開くと、キャリッジとガントリー モーション モーターが停止します。引き出しを閉じると、インターロック システムが自動的にリセットされます。

3.キャリッジ ガード:

キャリッジ ガードはキャリッジに配置され、障害物を検知するとすべてのプリンタの動作を停止し、UV硬化システムをオフにすることでオペレーターを保護します。

4.オートメーション インターフェース (オプション)

本機は補助装置の SCS と接続するためのオプションのインターフェースを装備することができます。Arizona の [Emergency-Stop (緊急停止)] を押すと、補助機械も停止します (逆も同様です)。このインターフェースは設定可能です。

ビーコン ランプ ステータス

キャリッジに位置する緑のビーコン ランプは、安全制御システムとプリンタの状態をオペレーターに示します。

ビーコン消灯 プリンタに近づいても安全です。安全制御システムによって可動部および危険性のあるハードウェアの動作がすべて停止されているため、プリンタは動作を開始できません。

ビーコン点灯 プリンタの電源が投入され、動作を開始する準備が整っています。これは、機械がいつ動き出すか分からないので、注意して近づくようにというオペレーターへのお知らせです。

ビーコン点滅: リモートセッションが有効であることを示します。いつでもプリンタの動作が開始される可能性があるため、プリンタに近づく場合は注意が必要です。