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自動ドラム清掃

はじめに

本製品内部のイメージングドラムは、糊が付着して汚れる可能性があります。 ドラムに糊が付着すると、印刷品質に影響する可能性があります。 以下の場合に糊が付着することがあります。

  • 再生紙を利用している場合

  • 包装紙の糊が用紙に付着している場合

本製品には、糊の付着を検出できるセンサーが備わっています。 [自動ドラム清掃] の設定が有効な場合、汚れが検出されると、ドラムの自動清掃が行われます。

メモ

ドラムの自動清掃機能が有効な場合、糊の付着が検出されるまで、清掃は行われません。 すぐにドラムを清掃する場合、操作パネルからドラムの手動清掃を開始してください。 ([システム] -> [メンテナンス] -> [メンテナンス タスクに切り替え] -> [ドラムの清掃] -> [開始] )

注意

汚れによっては完全には除去できない場合がありますが、汚れがつかないように予防措置を取ることができます。

アドバイス:

  • ナイフまたはハサミを用いて慎重に包装紙を開いてください。

  • ペーパーデッキ/カセットに用紙をセットする前に、用紙束の一番上と一番下の用紙を取り除いてください。

  • 箱から取り出した用紙を使用してください。

ドラムの自動清掃設定

操作パネルから、ドラムの自動清掃に関して以下の設定ができます。

設定

説明

[自動ドラム清掃]

ドラムの自動清掃機能を有効または無効にできます。

設定が無効なとき、ドラムの自動清掃は行われません。 操作パネルでは、この表で説明されている下記の設定は淡色表示されています。

この設定が有効なとき、センサーはドラムに糊が付着していないか頻繁に確認します([糊の検出間隔] )。 必要な場合、ドラムの自動清掃を実行します。 この表で説明されている下記の設定は有効になっています。

設定可能な値:

  • [オン]

  • [オフ]

工場出荷時の設定: [オフ] 。

メモ

ドラムの自動清掃には数分かかる場合があります。 操作パネルには確認結果が表示されます。

[糊の検出間隔]

確認間隔を印刷面数で指定できます。指定された印刷面数を超えるとドラム センサーがドラムに糊が付着しているか確認します。 値が小さいと、センサーは頻繁にドラムを確認します。 糊の付着する頻度は、使用する用紙により大きく左右されます。

設定可能な値:

  • [20 面]

  • [50 面]

  • [100 面]

  • [200 面]

  • [350 面]

工場出荷時の設定: [350 面] 。

メモ

面数と枚数はそれぞれ違う値を指しています。 1 面とは、A4/LTR 用紙大の画像を基準とします。 画像とは、A4/LTR 用紙大の片面にプリントされたものです。 以下は、[20 面] に対しての変更例です。

間隔が小さいと、生産性が低下する可能性があります。

  • A4/LTR を片面印刷すると、20 面 = 20 枚となります。

  • A4/LTR を両面印刷すると、20 面 = 10 枚となります。

  • A3/11"x17" を片面印刷すると、20 面 = 10 枚となります。

  • A3/11"x17" を両面印刷すると、20 面 = 5 枚となります。

例えば A3/11"x17"に両面印刷すると、5 枚印刷する度にセンサーはドラムを確認します。

[糊の検出感度]

センサーが検出する汚れの大きさを設定できます。 工場出荷時の設定では、かなり大きい汚れだけを検出するように設定されています。 小さな糊の付着も検出したいときは、大きい値を選択してください。

設定可能な値:

  • [標準]

  • [高い]

  • [非常に高い]

工場出荷時の設定: [標準] 。

[清掃後に自動的に再開]

ドラムの自動清掃後に本製品が行う動作を指定できます。

出力を確認せずに、すぐにプリントを続ける場合は、[はい] を選択します。

まずはドラム清掃前に行われたプリントを確認する場合、[いいえ] を選択します。 ドラム清掃の準備ができると、操作パネルには、続けるか確認するメッセージが表示されます。 これで、出力を確認できます。

設定可能な値:

  • [はい]

  • [いいえ]

工場出荷時の設定: [いいえ] 。

[実行開始時に検出]

処理を開始する前に糊の付着を確認するかどうかを指定できます。

処理を開始する前に糊の付着を確認したい場合は、[オン] を選択します。

設定可能な値:

  • [オン]

  • [オフ]

工場出荷時の設定: [オフ] 。

メモ

再生紙を頻繁に使用する場合のみ、[実行開始時に検出] を有効にすることをお勧めします。

各ユーザータイプに推奨される設定

設定

標準ユーザー

高い品質を必要とするユーザー

普通紙

再生紙を頻繁に使用

普通紙

再生紙を頻繁に使用

[自動ドラム清掃]

[オン]

[オン]

[オン]

[オン]

[糊の検出間隔]

[350 面]

[350 面]

[100 面]

[100 面]

[糊の検出感度]

[標準]

[標準]

[非常に高い]

[非常に高い]

[清掃後に自動的に再開]

[はい]

[はい]

[はい]

[はい]

[実行開始時に検出]

[オフ]

[オン]

[オフ]

[オン]

ドラム自動清掃の設定変更方法

手順

  1. 操作パネルで、[システム] -> [セットアップ] -> [用紙の詳細設定] ([詳細設定] 内)を押します。
  2. [自動ドラム清掃] を押して設定を有効にします。
  3. 必要な場合は、表で説明されている設定値を変更します。
  4. [適用] を押して変更を確定します。