アクセス管理はプリンタに標準で装備されており、ユーザー認証オプションで有効・無効にすることができます。アクセス管理は、機密情報や慎重に扱うべきプリント ジョブを不正なアクセスから保護する目的で設計されています。ジョブにはそのジョブの所有者のみがアクセスできます。
ユーザー認証を有効にすると、
ジョブの所有者が送信した慎重に扱う必要のあるプリント ジョブは、ジョブ所有者がシステム操作パネルで認証し、印刷のためにリリースするまで印刷されません。
プリント ジョブはプリンタに保存され、ジョブ所有者以外はそのジョブにアクセスできません。
コピーおよびスキャン作業は、ユーザーがシステム操作パネルで認証した後にのみ、可能になります。
次の 3 種類の方法がユーザー認証に用いられます:
ユーザー名およびパスワード:
プリンタ操作パネルでは、ユーザー名およびパスワードが必要です。
スマート カード:
有効なスマート カードをスマート カード リーダーに挿入します (プリンタの USB ポートに接続)。
非接触型カード:
有効な非接触型カードを、非接触型カード リーダーの近くでしっかりと保持します (USB ソケットに接続)。
これらの認証方法は、Microsoft Active Directory を使用した Windows ベースの環境を対象としたものです。
ホーム フォルダをスキャン先およびプリント元とするオプションは、ユーザー名とパスワード認証方法により、使用することができます。プリンタ操作パネルで認証を入力した後、Microsoft Active Directory でご自分のアカウントに設定したように、ネットワーク上のホーム ディレクトリにファイルをスキャンする (あるいはファイルからプリントする) ことができます。認証により LDAP プロトコルを介して、ホーム ディレクトリにアクセスすることができます。ホームをスキャン先にするオプションには、ワークステーション上でご自身のアカウントの認証を行った後、ホーム フォルダにあるスキャンを取得することのみ可能です。
ホーム フォルダは、インフラストラクチャの一部として IT 部門により構成された場合にのみ使用可能な、自分用の安全な外部の場所です。