スポットカラーは、一貫した色を実現し、ロゴやハウススタイルカラーでよく使用されます。プリンタには、スポットカラー エディターとともに、PANTONE ライブラリや HKS ライブラリなどの一連の事前定義されたスポットカラー ライブラリが用意されています。カスタム スポットカラーのライブラリには、ユーザーが Settings Editor や操作パネルで作成したスポットカラーが含まれます。
ソースドキュメントにはスポットカラー定義が含まれ、プリンタはその特定のカラーを印刷する方法を認識している必要があります。スポットカラーは、スポットカラー名、カラー値およびティント値の組み合わせです。デバイスに依存しないスポットカラー定義には、CIELAB 値 (Lab 値) が使用されます。指定の用紙ファミリーでスポットカラーを作成するには、CMYK 値を使用します。
スポットカラーを印刷する他の用紙ファミリー用にスポットカラー定義に CMYK カラー値を追加できます。
たとえば、i1Pro3 (i1Pro2 でも可) 分光測色計でスポットカラーを測定するだけで、オフセット印刷でサンプルの正確なカラー値を持つスポットカラーを追加できます。Lab の測定値は、新しいスポットカラーを定義します。
スポットカラー定義を追加または編集する際、パッチチャートを印刷し、設定した CMYK 値とそれらの値のわずかな変化が用紙にどのように現れるかを確認できます。印刷されたカラーとパッチの CMYK 値を使用することにより、特定の用紙ファミリーのスポットカラーを微調整する場合に最適な視覚的一致が得られます。
プリンターには、PANTONEやHKSのライブラリを用意してます。
Settings Editorには、次の 3 種類のスポットカラー ライブラリを保存できます。
事前設定たスポットカラー定義で事前設定したスポットカラーライブラリ。
操作パネルまたは設定編集で作成された、スポットカラーで設定したカスタムスポットカラー ライブラリ。
ICCプロファイル内に保存されたスポット カラー設定で、インポートしたスポットカラー ライブラリ (名前付きカラー プロファイル) 。
Settings Editorで、名前付きスポットカラー プロファイルをインポートし、名前付きスポットカラー ライブラリとしてインポートした、スポット カラー ライブラリをエクスポートすることができます。
A 名前付きカラープロファイルとは、スポットカラー名とカラー値 (LabまたはXYZ) のリストを含むICCプロファイルのことです。名前付きカラープロファイルをインポートすると、その名前付きカラープロファイルは、インポートされたスポットカラー ライブラリとして追加されます。名前付きカラー プロファイルは、 ICC (International Color Consortium)で定義した標準ファイル形式です。