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スポットカラーを作成する

スポットカラー(特色)機能によって色を設定することで、常に特定の値の色を出力できます。この機能を使用すると、グラフィックデザインや社名ロゴなどの特有の色を印刷できます。

Settings Editorには、スポットカラーライブラリーのインポート、カラーマッピングの定義、スポットカラーの作成と編集、およびパッチチャート印刷の機能があります。(スポットカラーとスポットカラーライブラリーを設定する

操作パネルで特色の設定、特色値の測定、およびパッチチャートの印刷を行うことで特色の確認と調整を行えます。新しい特色は、ユーザー定義のスポットカラーライブラリー内に保存されます。

このトピックでは、次の操作について説明します。

  • 特色を設定する

  • 特色を測定する

  • 特色を確認して調整する

始める前に

重要

この手順を実行する前に、プリンターキャリブレーションを行い、必要な色品質が実現できるか確認します。 (キャリブレーションについて

特色を設定する

通常、スポットカラーの設定はLab値を通じて行います。たとえば、彩度の高い色が必要な場合は、CMYK値を入力できます。

操作パネルの色表示による特色の設定
  1. [システム]  → [カラー調整]  → [カラーの調整]を押します。

  2. [スポット カラーの編集] を押します。

  3. [追加] を押します。

    特色の名前を入力します。

  4. [入力モード] で、[CIELAB] を選択します。

  5. Lab値を入力します。

  6. [OK] を押します。

  7. [すべてのライブラリ]  → [カスタム ライブラリ]を押すと、新しい特色が見つかります。

特色を測定する

スポットカラー測定手順にしたがって、特色サンプルの3つの位置を測定します。計算された平均Lab値が戻され、∆Eが報告されます。報告される∆Eの値は、各個別測定値と全測定値の平均との差異のうち最も大きなもの(delta-E 2000)です。∆Eが3より大きい場合は、大きな誤差が測定されたことを示しています。その場合は、特色の再測定を推奨します。

スポットカラーの測定にはi1分光光度計が必要です。

スポットカラー測定はCIELAB値を介して行われます。
  1. [システム]  → [カラー調整]  → [カラーの調整]を押します。

  2. [スポット カラーの編集] を押します。

  3. [追加] を押します。

  4. [入力モード] で、[CIELAB] を選択します。

  5. [開始] を押します。

  6. 操作パネルの指示に従います。

    重要

    ∆Eが3より大きい場合は、特色の再測定を推奨します。

  7. [OK] を押します。

  8. [すべてのライブラリ]  → [カスタム ライブラリ]を押すと、新しい特色が見つかります。

特色を確認して調整する

印刷後の特色が正確にどのように見えるのかは、使用する用紙やプリンターによって異なります。スポットカラーがプリンターの色域に含まれない場合には、パッチチャートを印刷してスポットカラーを確認し、CMYK値を調整できます。このため、最適な結果を得ることができます。

スポットカラーおよびそのCMYK値を含むパッチチャート

1

選択した特色のパッチが、中央フレーム内に2回印刷されます。

2

中央フレーム内の中央パッチのCMYK値です。

3

周囲のパッチのCMYK値(36x)です。

4

上/下フレーム内の中央パッチのCMYK値です。

5

黒の値が、中央および周囲のパッチの印刷に使用されます。

  1. [システム]  → [カラー調整]  → [カラーの調整]を押します。

  2. [スポット カラーの編集] を押します。

  3. [すべてのライブラリ] を押すと、特色が見つかります。

  4. 特色を選択します。

  5. [編集] を押します。

  6. [追加] を押してCMYK値の設定を追加します。

  7. 用紙ファミリーを選択します。

  8. 用紙を選択します。

  9. [開始] を押します。

  10. パッチチャートを取り、中央フレーム内の設定された特色を確認します:

    1. スポットカラーが正しい場合(1)は、[OK] を押します。

    2. 別のスポットカラーが正しい場合は、そのスポットカラーに該当するCMYK値(3)を入力して、[OK] を押します。

    3. どの特色も正しくない場合は、黒の値のステップサイズ(5)を大きくして手順8に戻ります。