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ハードウェアの構成

varioPRINT iX-series はモジュール式プリンタです。前面に位置するモジュールは主にジョブ生産に使用されます。背面に位置するモジュールは消耗品、サービスユニット、コントロールユニットにアクセスします。

varioPRINT iX-series には、最大 3 台の給紙モジュールと、1 台または 2 台の大容量スタッカーを搭載できます。出力の仕上げ用にさらに追加の機器をプリンタに接続することも可能です。

前面斜視図

プリンタの操作パネルから確認できる主な構成の概要を以下に示します。

プリンタの前面斜視図

主要構成部の説明

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オペレータデスクと操作パネルは、オペレータのローカル通信ポイントです。

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PRISMAsync Print Server によって、プリンタのパフォーマンス、ワークフロー、印刷品質が管理されます。

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最大 3 つの用紙モジュールで用紙を保持し、給紙します。用紙モジュールはセットされた用紙を最適な状態に保ちます。

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用紙パスモジュールによって用紙パスに用紙が正しく配置されてから、2 番目の面を印刷する前に用紙の向きが変えられます。

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sentry は、うねり、破れ、角折れなどの用紙の欠陥を検出します。

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画像配置入力モジュールによって用紙パスに用紙が正しく配置されてから、欠陥のある用紙が除去されます。

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sentry トレイには、sentry で検出された不完全な用紙が回収されます。これらの用紙は印刷モジュールに入りません。

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プリント モジュールには、インクのプリント ヘッドとプリント ベルトがあります。

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印刷モジュールのプリントベルトでは、エアー吸引技術を使用してプリントヘッドの下で用紙を平らな位置に保持します。

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冷却ユニットはシートの温度を下げて、シートが詰まらないようにします。

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定着後処理ユニットはシートに超高温の湿ったエアを噴射します。これにより、滑らかで均一な安定したインク層が得られます。

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定着ドラム付き定着モジュールでは、エア吸引技術で用紙を 定着ドラム上で平らに保持しながら、インクを乾燥させます。

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画像配置出力モジュールによって、大容量スタッカーの高さまで用紙パスを移動させ、プリントを適切に転送します。

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1 ~ 2 台の大容量スタッカーにプリントが収集され、積み重ねられます。小冊子メーカーやパーホレーターなどのサードパーティ製のフィニッシャーをプリンタに追加する場合は、 DFD (Document Finishing Device) インターフェースキットでフィニッシャーを大容量スタッカーに接続します。

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エアー供給ユニットによって、調整モジュールとプリントモジュールを接続します。

背面図

プリンタの後面側から確認できる構成の概要を以下に示します。

プリンタの後面斜視図

主要構成部の説明

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冷却モジュールによって、プリンタ内部の温度を最適に保ちます。

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インクキャビネット内には、インク容器、ColorGrip 液容器、メンテナンス液容器があります。

モジュール上部の操作パネルはサービス組織が使用します。

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制御モジュール内には、印刷処理を制御するコントローラーと印刷データを処理する RIP ユニットがあります。

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保湿モジュールによって、プリントモジュールの温湿度環境を制御します。

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くずコンパートメント内には、廃インク容器と廃 ColorGrip 液容器があります。

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メンテナンスモジュールによって、プリントヘッドを最適な状態に保ちます。

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電源モジュールで電源を管理します。

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オペレータ警告灯は、プリンタのスタータス (緑色、オレンジ色、赤色) を表示します。