本プリント システムをご使用になる前に、システムが正しく設置されていること、またシステムに提供されている機能に従ってシステムを安全に使用するためにユーザー マニュアルを読み、理解していることを確認してください。機器を使用する際には、ユーザー マニュアルに準拠していることをいつも確認してください。
起こる可能性のある危険、損害の恐れ、事故について、機器を操作するすべての人に、警告あるいは認知を求めるために、安全警告ラベルが必要な場所に貼られています。安全な操作のためには、それぞれのラベルの意味を理解することが大切です。機器の操作を開始する前に、すべてのラベルの解説を読み、理解していることを確認してください。
潜在的な危険を避けるために、予防と修正のメンテナンスは熟練者あるいはサービス技術者のみが実行してください。
免責事項:
CANON PRODUCTION PRINTING は、明示または黙示にかかわらず、ここに規定がある場合を除き、市場性、商品性、特定の使用目的に対する適合性、または権利非侵害についての保証を含め、またこれに限定されることなく、本書の内容についての保証は一切行いません。CANON PRODUCTION PRINTING は、直接的、偶発的、または付随的ないかなる損害、本書の内容の使用から生じる損失または費用に対しても一切の責任を負いません。
Canon Production Printing 社 はこの著作物を改訂し、内容を随時変更する権利を所有します。改訂または変更を予告する義務はありません。
お住まいの地域の Canon セールスオフィスのウェブサイトは、ユーザー マニュアルのカバーに記載されています。そちらから最寄りの Canon セールスオフィスの住所をご覧ください。
Canon Production Printing およびそのサプライヤは、個人以外の機械、およびその機械を使用して提供した (個人の) ユーザー情報およびデータを収集、結合、使用する場合があります。Canon Production Printing およびそのサプライヤが 回収または受理した情報とデータの種類、またこれらの情報とデータにアクセスしエントリした方法に関する詳細情報は、厳重に管理されています。https://cpp.canon にある Canon Production Printing の利用規約および個人情報保護方針をご覧ください。
本製品を販売する地域によっては、以下の製品名を型番として登録できます。
製品名 |
型番 |
本マニュアル内での名称 |
---|---|---|
varioPRINT iX-series:
|
Océ 01066 |
プリンタ |
VP iX-series High Cap Stacker-B2 オプションの VP iX-series ICMU-A1 を含む |
Océ 01052 |
大容量排紙スタッカー |
VP iX-series PIM Flex XL-C2 |
Océ 01075-2 |
給紙モジュール |
VP iX-series PIM Moisture Ctrl-B1 |
Océ 01089 |
用紙の湿度制御装置 |
Operating Panel-B1 |
01098 |
コントロールパネル |
VP iX-series PRISMAsync-C2 |
CONTROLLER_C5x (X は 0-9 または A-Z の場合がある) |
コントローラー |
状況に応じて、ユーザー マニュアルで使用する「製品」、「プリンタ」、「システム」、「機器」、「装置」という用語は、このユーザー マニュアルが適用されるプリント システムを意味します。
本機器で使用される消耗品あるいは材料のいくつかには、安全データ シート (SDS) が付されています。安全および環境についての情報、また操作指示については、対応する安全データ シートを参照してください。
製品安全データシート(PSDS)には、製品の環境および安全面に関する物理的および化学的関連データ、ならびに取得した安全証明書および環境ラベルへの参照が記載されています。
現行の安全データ シートおよび製品安全データシートは、ご使用の製品のサポート サイト https://downloads.cpp.canon/ からダウンロードできます。
機器には CE マークが付けられており、該当する EEA 法定事項に準拠することを示しています。該当する場合、関連する CE 適合宣言は、ユーザー マニュアルの一部です。こちらは、ご使用の製品のサポート サイト https://downloads.cpp.canon/ からダウンロードできます。
Canon Production Printing は以下の原因による損害に対しては責任を追わないものとします:
ユーザー マニュアルに従わなかった場合
機器に対し間違って、または不正確に行われた作業
認可されていない改修
マーク |
種類 |
説明 |
---|---|---|
![]() |
警告 |
取り扱いを誤った場合に、負傷または死亡にいたる恐れのある警告が書かれています。安全に使用していただくために、必ずこの警告をお守りください。 |
![]() |
注意 |
取り扱いを誤った場合に、負傷する恐れのある注意事項が書かれています。安全に使用していただくために、必ずこの注意事項をお守りください。 |
![]() |
重要 |
取り扱い上守っていただきたい重要事項や禁止事項が書かれています。機器または設備の損傷を防ぐため、必ず指示内容をよく読み、機器を正しく使用してください。 |
![]() |
禁止 |
実行すべきでない操作を示します。指示内容をよく読み、禁止されている事項は絶対に行わないでください。 |
![]() |
注 |
操作の詳細や手順の補足説明が書かれています。お読みになることを強くお奨めします。 |
マーク |
種類 |
説明 |
---|---|---|
![]() |
強制実行 |
このエリアで作業や行動する時は、本文書に記載された保護メガネをかけてください。 |
![]() |
強制実行 |
このエリアで作業や行動する時は、本文書に記載された保護手袋をしてください。 |
![]() |
強制実行 |
このエリアで作業や行動する時は、本文書に記載された保護靴を履いてください。 |
![]() |
強制実行 |
装置や機械で作業や操作を開始する前に、取扱説明書 / ユーザー マニュアルをお読みください。 |
ラベル |
種類 |
説明 |
---|---|---|
![]() |
警告 |
電力:内部の危険な電圧。カバーを取り外さないでください。 |
![]() |
注意 |
熱せられた表面:熱せられた表面に直接触れないように注意してください。 |
![]() |
注意 |
鋭利な部分:鋭利な部分でケガしないように注意してください。 |
![]() |
警告 |
電力:故障時の場合に感電から保護するための外部接地導体への接続を意図した保護接地 (PE) 端子。 |
ラベル |
種類 |
説明 |
---|---|---|
![]() ![]() |
警告 |
電力:警告、感電の危険。修理点検前に、指示事項をお読みください。 |
![]() |
警告 |
電力:警告、漏洩高電流。機器を主電源電圧に接続する前に、アース端子を接続してください。機器を操作する前には、取付説明書を参照してください。 |
![]() |
注意 |
障害物:障害物の近くにいる場合、注意してください。 |
![]() |
警告 |
火災の危険に対して、継続的な保護を行うために、ヒューズは同じ種類と定格のものとのみ、交換してください。ヒューズ交換が必要な場合は、認定のサービス係員に必ずご連絡ください。規定のヒューズ容量以外のヒューズと交換すると、機械に損害を与えることがあります。 |
一般人
このユーザー マニュアルでは、一般人員の保護のための保護対策について述べています。一般人員は、教育を受けた人員および熟練者以外のすべての人々に適用される用語です。一般人員は機器の使用者だけでなく、機器に近づく人および機器の周辺にいるすべての人々を含みます。
電源プラグは、プラグと同じ構成のコンセントに直接接続してください。アダプタなどを使用した場合は、正常に電力が供給されない場合があります。適切なタイプのコンセントがない場合は、資格のある電気技師に取り付け工事を依頼してください。
本機器は、電力マークラベルに記載されている値から外れた主電源電圧あるいは周波数に接続しないでください。記載以外の主電源電圧または周波数への接続が必要な場合は、認定のサービス係員までご連絡ください。
電源コードを擦ったり、加熱やねじり、折り曲げることは避けてください。またコードの上に重い物を乗せないください。これらのことは、コードを破損する原因となります。損傷した電源コードを使用すると (ワイヤーが露出または損傷したコードを使用するなど)、感電や火災、または機器故障の原因となる場合があります。電源コードに破損が見られた場合は、直ちに電源スイッチをオフにして、コンセントから電源コードのプラグを抜いてください。認定のサービス係員までご連絡ください。
複数のコンセントを持つアダプタや延長コードは使用しないでください。延長コードを必要とする場合は、認定のサービス係員までご連絡ください。延長コードを使用すると、火災や電気ショックの危険がある場合があります。
同梱されている電源コード以外は使用しないでください。同梱されている電源コードを他の製品に使用しないでください。
保護接地線が装備されている電源コードのみ、ご使用ください。
機器が壁面コンセントに接続する必要のある場合は、機器を作業がし易い壁面コンセントの近くに設置してください。電源プラグは、遮断装置としての役目を果たします。
電源コードは踏んだりつまづいたりすることのないように張り巡らせてください。
電源コードは保護接地 (PE) 端子が装備されているコンセントに接続してください。
本機器は IT 電力システムと接続するようには設計されていません。IT 電力システムとは、中性線がアースに接続されていない電圧ネットワークです。
独立したアース端子から機器の接続を外さないでください。これは高漏洩電流の機器です。従って主電源に接続して機器を操作する前に、必ず接地を行ってください。現地の法規に従って、適切なビル設備 (確実な保護アース接続) を設置することは、お客様の責任となります。
機器の電源は、以下を使用して遮断します:
プリンタの電源キャビネットのスイッチ、または変圧器のスイッチ (図:(1) オプション)。
大容量スタッカ、用紙入力モジュール、サービスコントロールステーション及び操作パネルの電源プラグをコンセントから外します。
その他にも入力または仕上げ処理等に使用する機器が接続されている場合は、それぞれのメーカーの指示に基づいて必ず取り外してください。
スイッチ及び電源プラグの位置は以下のイラストを参照してください。
製造日は、印刷モジュール底部のラベルに記載されています。下の図を参照してください。
本機器の搬送、組み立て、設置、移動、および修復は、公認のサービス係員のみが実施してください。
許可されていない付属品やオプションを機器に設置することは、安全規定と指令に対する違反となり、また機器を破損する可能性もあります。
本機器に使用できる付属品やオプションに関しての詳細は、担当の公認のサービス係員にお尋ねください。
メーカー指定のケーブルのみを使用してください。
本機器は、機器を十分に支えられる、水平な面に設置してください。
この機器は、振動の影響を受ける場所に配置しないでください。
この装置の近くで可燃性のスプレー、液体またはガスを使用しないでください。火災の原因となる場合があります。
機器は清潔で湿気のない操作環境で使用してください。過電圧カテゴリ (CAT II) のシステムです。
化学物質の排出を限界量以下に保つために、本機器は外気への排気に接続する必要があります。換気要件については、製品安全データ シート (PSDS) を参照してください。
操作や作業のクリアランス領域を決して塞がないでください。
冷却ダクトを塞がないでください。塞ぐと過熱や異常・誤作動の原因となる場合があります。
メディアドロワなどの取り外し可能な箇所を含め、機器のいかなる部分にもたれたり、寄りかかったり、上に乗ったりしないでください。
機器の操作を行う前に、ユーザー マニュアルをよくお読みください。本マニュアルの内容に関してご質問やご不明な点がある場合は、認定のサービス係員、または担当のサービス係員までご連絡ください。
機器を用いて作業を開始する前に、主電源スイッチの場所と操作を熟知してください。主電源スイッチは緊急停止スイッチとして機能します。
髪を束ねないまま、あるいは下がるもの (例:ネクタイ、スカーフ、袖) がついていたり、ゆったりしている衣服の着用、また、ネックレス、ブレスレット、指輪などのジュエリー類を身に着けた状態での作業は避けてください。これらのものは機器の装置や作動中の駆動パーツに取り込まれたりして、怪我の原因となります。
機器の内部にネックレスのチェーンやペーパークリップ、小銭や液体などが入らないように注意してください。液体の入った容器を機器の上や側に置かないでください。
主要送電網 (プラグ、電源スイッチ) から製品の接続を絶つと、システムに損傷を与える場合があります。
機器のスタートアップ時または動作中は、制御パネルにひとつまたは複数のドアを開くよう求めるメッセージが表示された場合を除き、ドアを開かないでください。
10kg を超える重い用紙を取り扱う際には、二人で作業を行うか、吊搬装置を使用してください。
本機器は、子供が居ると思われる場所での使用には適しておりません。
機器を改造しないでください。機器を改造すると、火災や感電、または怪我の原因となる危険や障害を引き起こしたり、所定の保証が無効になる可能性があります。
ユーザー マニュアルで指示されているメンテナンスのみ、行ってください。
危険を回避するため、あるいは保証を無効にしないために、機器の整備は教育を受けた、あるいは熟練した人員のみが実行してください。
セーフティ インターロック スイッチをブリッジさせたり、切らないでください。セーフティ インターロック スイッチを切る、あるいは無効にすると、セーフティガードとしての機能が停止し、機器を操作するすべての人に対して危険な状況を作り出す場合があります。
機械のメンテナンス中は、可燃性のスプレー (例:エアー缶)、可燃性液体、可燃性ガスを使用しないでください。
本機器の修復は、公認のサービス係員のみが実施することができます。
サービスエリアを開くことができるのは、公認のサービス係員のみです。機器に固定されているカバーおよびパネルを取り外さないでください。機器の一部には、内部に危険な電気部品や危険な熱源、またはレーザー光源が存在するため、感電または怪我の原因となる場合があります。
機器の移動は、教育を受けた人員のみが行うことができます。
煙や火災に気付いた場合は、以下のことを行ってください。
安全な方法ですべての機器のカバーとドアを速やかに閉じて、煙や火が機器の筐体の中にとどまるようにしてください。これらのドアやカバーの閉鎖中に人身傷害を防ぎます。
主電源プラグを切断する、または適切な切断装置によって、機器への電源を切断してください。マシンがこの後にオンにならないようにしてください。
直ちに緊急対応サービスに通知します。
すべての火災において有毒ガスが発生する可能性があります。本機器でも火災発生時には同様の恐れがあります。
考慮に入れること:Canon Production Printing システムは、火災が筐体内に封入されるように設計されているため、お客様の敷地内への火災のさらなる拡散を防ぎます。
緊急時には、緊急停止装置を使用して直ちに機器を停止させてください。
カバー、電源ケーブル、作動エレメントに破損が見られた場合、また、液体や異物が浸入した場合は、機器から電源の接続を外し、公認のサービス係員にご連絡ください。
インクやインクを含んでいる部品、またインクの付着した部品を火気に投じないでください。
インクやインクを含んでいる部品、またインクの付着した部品を子供の手の届くところに放置しないでください。
消耗品、サプライ品およびメンテナンス用品は、飲食物の近くに保管しないでください。
流体を取り扱う場合は、気を付けてください。飛び散った流体はすぐに拭き取ってください。
本機器専用に開発されたメーカー推奨用品のみ、ご使用ください。
メンテナンス材やその他のものを、それらの本来の目的以外に使用しないでください。
インクで汚染されたグローブは化学廃棄物のため、お住まいの地区の規定に従って処分してください。
消耗品、サプライ品およびメンテナンス用品の廃棄物、およびそれらの残留物を含む包装・梱包材は、連邦、州および現地のすべての法規に従って処分してください。
労働安全衛生の観点から、化学物質に敏感な人 (喘息の人など) がインクや化学物質を使用することはお勧めできません。
損傷した液晶ディスプレイ (LCD) の流体に触れたり、飲み込んだりしないでください。流体が衣服や肌に接触した場合は、石鹸と水で衣服や肌からすぐに拭き取ってください。眼にインクが入った場合は、少なくとも15分間はローションで眼をすすぎ、医師の診察を受けてください。
ディスプレイ (LCD) は傷つきやすいため、ディスプレイ表面を堅い物体でこする、押す、触れるなどしないでください。LCD モジュールは、ガラス製品のため、モジュールを落としたり、強くつかんだり、またぶつけたりすると壊れる可能性があります。ガラスが割れた場合は、ガラスの破片でけがをしないように注意してください。
ご使用の印刷室の環境を清潔に保ってください。これにより、プリンタ内部にほこりが溜まるのを防ぎ、機器の損傷を防ぎます。
すべての部品は Canon Production Printing の持続可能性ポリシーに従って製作されています。使用済みのすべての部品を一般ごみのゴミ箱に廃棄することができます。あるいはお住まいの地域や国の持続可能性と廃棄物処理に従ってください。
本機器には磁気部品が含まれており、AIMD (能動型埋め込み医療機器。例:心臓ペースメーカーなど) との妨害リスクが発生する場合があります。AIMD を使用している方は安全な距離を保ってください。詳細は次までご連絡ください。Canon Production Printing。
お住まいの国または州内における CPP 機械や材料 (例:包装廃棄物、備品、消耗品) の試運転、分解、リサイクル、廃棄の委託に関する情報 (例:要件) については、お住まいの地域の Canon NSO、Canon RSHQ、あるいはディーラーにお問い合わせください。