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ワニスで良好な結果を獲得

はじめに

プリントへのワニス利用には素晴らしいものがあり、デザインと用紙の組み合わせによっては、多くの場合において驚くような結果をもたらします。滑らかで艶のあるワニスの実現には、下塗りを厚くする必要があります。ワニスで良好な結果を達成するには、以下の原則およびツールを考慮します。

  • 清浄な環境の維持

  • プリンタを清浄に維持

  • 用紙面の処理

  • ジョブ デザインのワニス検討

メモ

ワニスに特別な処理は必要ないものの、どのインクの場合でも、プリンタヘッドの定期点検は大切です。

清潔な環境を保ちます

空気中に粉じんやその他の粒子があり、プリントヘッドからのインクの噴射に干渉する場合、すべてのインクジェット プリンタでイメージ品質/ジェット噴射の信頼性の問題が生じやすくなります。 プリントするワニス イメージの粉じんによる汚染を最小限に抑えるには、室内の空気の質が非常に重要です。 また、全般的なイメージ品質やプリントヘッドのジェット噴射の信頼性を維持する上でもメリットがあります。

プリンタの動作環境では、浮遊粉じんの量が最終的なワニス仕上げに影響を与える可能性があります。 空気を適切な状態にして循環させるシステムは、粉じんや粒子も循環させる可能性があるため、プリンタを十分清潔な状態に保ち、優れた光沢のワニス仕上げを作成するには、追加的なクリーニングが必要になる場合があります。 ワニス オプションを頻繁に使用する場合、粉じんの多い環境からプリンタを隔離して、汚染物質を最小化する手順を実行することをお勧めします。

粉じんや粒子による汚染を最小限に抑えるためのヒント:

  • 適切な換気システムを設置し、エア フィルターを常に清潔に保ちます。

  • 粉じんの多いエリアを避けます。浮遊粉じんや粒子の発生源となる断裁機、研磨機、トリミング機器またはその他の機器の近くにはプリンタを設置しないでください。

  • カーペット敷きまたは未処理のコンクリート床、または粉じんの発生源となるその他の床にプリンタを設置しないでください。

  • 通風口の近くにプリンタを設置しないでください。

  • 設置場所の床は、水で濡らしたモップでなるべく頻繁に清掃します。

プリンタを清潔に保ちます

プリンタには可動部 (ファン、カートリッジ、ガントリーなど) があるため、粉じんや粒子が循環して用紙に付着するリスクを最小限に抑えるために、これらの部分を清潔で粉じんのない状態に保つことが重要です。 以下のヒントに従って、プリンタを清潔に保ちます:

  • ファン フィルターを清潔に保ち、必要に応じて交換します。

  • 柔らかい布を使用してカートリッジの下部を拭き、清潔に保ちます。

  • プリントヘッド周囲のキャリッジ パンのスリットを拭きます (スワブを使用)。

  • 湿らせた柔らかい布を使用して、プリンタの外側の各部 (テーブル、ガントリー、キャリッジなど) を拭きます。

用紙の表面を準備します

ワニスはほとんどの用紙に問題なく適用することができます。 しかし、非コート高吸水性の一部の用紙では、ワニスが表面から「失われ」、適用した効果がほとんどわからなくなる場合があります。 特定の用紙でワニスの適用に問題が生じる場合は、適切な代替用紙へのプリントを試してください。

ワニスは半透明な特性を持つため、イメージまたは用紙の見掛け密度が増加またはシフトし、ワニスを適用したエリアではグレイ スレートの色が暗くなる場合があります。

プリント前にメディアを清潔にし、用紙の表面から粉じんや粒子を取り除くことが重要です。 また、プリント前に用紙の静電気を除去するため、プリンタの静電気抑制オプション (イオナイザ バー) を使用します。

表面がシートで保護されている用紙の場合は、プリント前に保護シートを取り除きます。 しかし、保護シートを取り除く作業により静電気が発生し、浮遊粉じんが用紙の表面に引き寄せられる場合があります。 当社の経験では、イメージ データのプリント後、ワニスを適用する前に用紙の表面をきれいにするメリットはほとんどありません。

用紙の表面には、粉じんや汚れの粒子が存在しないようにします。 テーブル上に取り付けられた用紙の場合、柔らかい布やタック クロスで表面を優しく完全に拭き取ることをお勧めします。

プリント ショップでは、、プリント前に用紙をきれいにするために、さまざまな方法が採用されています:

  • タック クロスおよびクリーニング ワンド (床清掃スタイル)、

  • 濃度 99.6% 以上のイソプロピル アルコールと蒸留水の混合物。

タック クロスは、大部分の表面から粉じんや汚れの粒子を吸着して取り除くための非常に効果的なツールです。 塗料や供給品を販売するさまざまな店舗で購入することができます。 タック クロスを平たい物に取り付けて、用紙を拭き取る間にこれを用紙上に軽く置いておくことをお勧めします。

タック クロスおよびクリーニング ワンド

表面を拭き取るためにタック クロスを取り付けた静電クリーニング デバイスを使用することができ、多くの粉じんを集めてしまう静電荷が減少します。 長いハンドルを使用すると、プリンタ テーブル全体で用紙を拭き取ることができます。 柔らかい布も使用することができます。

メモ

注: 上に示すように、タック クロスをクリーニング ワンドに取り付けることをお勧めします。 この方法では、より簡単に、均一な圧力をかけることができます。 タック クロスを手で使用する場合は、用紙に不均一な拭き後が残りやすくなります。 また、キャリッジの移動範囲は用紙が配置されているエリアよりも広く、テーブルの全体に及ぶため、テーブルのエリア全体をきれいにすることが重要です。

テーブルのエリア全体をきれいにする

ジョブ設計でワニスについて検討します

ワニスのプリントにより、付加価値の高い特殊な効果が生み出されます。 しかし、イメージ データのプリント後に追加処理を行うため、生産性は低下します。

大きなエリアにワニスをプリントすると生産性が低くなるため、この機能をスポット装飾に絞って使用するのがベストです。

幸い、Arizona プリンタの「ブランク スペース」スキップ機能では、プリントでワニスを適用しないエリアをスキップするため、スポット適用の純生産性が大きく向上します。

設計のヒント:

  • 粉じんや粒子による汚染が目立たないようにするため、大きなエリアにワニスを適用することは避けます。

  • デザインの小さな要素に狙いを定め、ワニスを使用してその部分に注意を引きつけます (つやのある唇、輝く目、水滴、明るい光など)。

  • ワニス (クリア インク) は若干黄色みを帯びているため、明るいホワイトが必要なエリアを含めることは避けます。

ワニスのプリント準備

以下の簡単なポイントに守り、ワニス オプションを使用して優れた結果を実現してください。

  • 各プリントの前に用紙の表面をクリーニングする。 表面が荒い用紙に艶塗りを行う場合、表面を塗りつぶして、滑らかな高光沢の仕上がりを実現することが困難な場合があります。

  • プリンタがきれいなことを確認します。 キャリッジの下側をなるべく頻繁にクリーニングして、プリント上に粉じんが付着しないようにします。

  • UV ランプ フィルターを清潔に保ちます。

  • 静電気の影響を受けやすい用紙にプリントする場合は、プリンタの静電気抑制オプション (取り付けられている場合) の使用を確認します。

  • プリント中は、浮遊粉じんや粒子を発生させる作業を避け、プリント中の用紙に粉じんや粒子が付着しないようにします。

  • 滑らかな高光沢のためには、ワニスがよどみなく流れることができる、滑らかにコーティングされた用紙を使用します。

メモ

表面が荒い用紙に艶塗りを行う場合、表面を塗りつぶして、滑らかな高光沢の仕上がりを実現することが困難な場合があります。