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新しいプリンタの検出

プリンタ検出ツールを使用して、PRISMAdirect にプリンタを簡単に追加できます。新しく追加されたプリンタは、自動的に PRISMAdirect で使用できるようにはなりません。PRISMAdirect を閉じてから再起動して、アプリケーションにプリンタをロードする必要があります。

このプリンタ検出ツールでは、ネットワーク上のプリンタを検出し、標準の SNMP プロトコルによりプリンタの設定を取得できます。SNMP プロトコルはプリンタで有効になっている必要があります。SNMP が有効になっていなくても、手動でプリンタを追加できます。

[検出] 」ボタンをクリックして、「[プリンタ検出ツール] 」を起動します。

[プリンタ検出メソッド]

ブロードキャストを使用するか、IP アドレスの範囲をスキャンするか、サブネット マスクを定義することで、ネットワーク上のプリンタを検出できます。デフォルトでは、IP アドレスの範囲とサブネット マスクは、ローカル IP アドレスとローカル Windows サブネット マスクから取得されます。

検出方法

説明

[ローカル ネットワークにブロードキャスト]

プリンタがローカル ネットワークに接続されているときは、この検出方法を使用します。

このタイプのブロードキャストを認識する SNMP 対応プリンタは応答します。

メモ

すべての SNMP 対応プリンタがブロードキャストに応答するわけではありません。

[範囲のスキャン]

プリンタがローカル ネットワーク以外のネットワークの別のサブネットに接続されているときは、この検出方法を使用します。

メモ

システムに複数のネットワーク カードを装着している場合は、「範囲のスキャン」検出方法を使用する必要があります。

SNMP 対応プリンタを探して、IP アドレスの範囲が低位から上位へとスキャンされます。

[サブネットのスキャン]

ネットワークがサブ ネットワークに分割されているときは、この検出方法を使用します。

SNMP 対応プリンタを探して、定義したサブネットがスキャンされます。 システムはサブネット マスクを使用して、スキャン範囲を決定します。 サブネット マスクは変更できます。

[検索] 」をクリックして、プリンタの検出を開始します。

または、その前に「[詳細設定...] 」で追加の設定を定義できます。

[詳細検出]

[詳細設定...] 」ボタンをクリックして、SNMP パラメータを定義します。これらのパラメータはスキャン プロセス中に使用されます。それらの一部のパラメータは、検出されたプリンタの設定にも使用されます。

表 1. スキャン プロセスのプロパティ

「 」設定

説明

[再試行:]

ツールからプリンタへの接続試行回数を定義します。

[タイムアウト (ms):]

プリンタの応答タイムアウトをミリ秒で定義します。

プリンタでサポートされている SNMP のバージョンを選択できます。

  • SNMP V1

  • SNMP V3

SNMP V1 を選択すると、次の設定を定義できます。

表 2. SNMP V1 設定

「 」設定

説明

[読み取りコミュニティ:]

読み取りコミュニティ名を使用して、プリンタ監視をサポートするデバイスのグループを識別します。

デフォルト値「public」。

SNMP V3 を選択すると、次の設定を定義できます。

表 3. SNMP V3 設定

「 」設定

説明

[セキュリティ ユーザー名:]

認証サービスのためのユーザー名を定義します。

[コンテキスト:]

「コンテキスト」は、SNMP エンティティによってアクセス可能な管理情報の集合を参照します。 この設定はオプションです。

[認証プロトコル:]

プリンタで使用する認証プロトコルを選択します。

  • なし

  • MD5

  • SHA

[認証パスワード:]

「認証パスワード」は、認証サービスに必要なパスワードです。

[パスワードの確認入力:]

認証パスワードを確認します。

[プライバシー プロトコル:]

プリンタで使用する暗号化アルゴリズムを選択します。

  • なし

  • DES

  • AES

[プライバシー パスワード:]

「プライバシー パスワード」は、プライバシー (暗号化) サービスに必要なパスワードです。 この設定はオプションです。

[パスワードの確認入力:]

プライバシー パスワードを確認します。

検索結果ウィンドウ

選択したスキャン方法とそのパラメータを使用して検出が開始されると、進捗状況の情報として、スキャンされた IP アドレスの現在の数、見つかったプリンタの現在の数が示されます。スキャン プロセスの結果は段階的に更新され、次の情報が表示されます。

列見出し

説明

[IP アドレス]

プリンタの IP アドレス。

[プリンタ名]

プリンタが既にローカル Windows システムで定義されている場合は、Windows プリンタ名。それ以外の場合は、モデル名がプリンタ名として使用されます。

[プリンタ モデル]

プリンタのモデル。

[ステータス]

プリンタの設定ステータス。次のステータスが表示されます。

  • [新規]

    プリンタはローカル システムで使用不可です。

  • [未設定]

    プリンタはローカル システムで使用可能ですが、まだ PRISMAdirect 用に設定されていません。

  • [設定済み]

    プリンタはローカル システムで使用可能で、PRISMAdirect 用に設定されています。

  • [未応答]

    プリンタはローカル システムで使用可能で、PRISMAdirect 用に設定できます。ただし、プリンタは応答しません。

  • [無効な設定です]

    プリンタはローカル システムで使用可能ですが、別のプリンタ モデルまたは別のバージョンのプリント サーバー用に設定されています。

  • [無効なプリンタ]

    プリンタはローカル システムで同じプリンタ アドレスを使用して定義されています。ただし、プリンタのモデルまたはバージョンが検出されたプリンタと一致しません。

プリンタの設定ステータスに応じて次の対処が可能です。

  • [追加]

    プリンタの設定ステータスは「[新規] 」です。「[追加] 」をクリックしてローカル システムにプリンタを追加するか、PRISMAdirect 用にプリンタを設定するか、これら両方の操作を行います。さらに、ドライバが必要で、まだインストールされていない場合は、アクション ボタンをクリックすると、ローカル システムへのプリンタの追加前に、プリンタ ドライバのインストール ウィザードが起動されます。

    ドライバが不要なプリンタの場合は、アクション ボタンをクリックすると、PRISMAdirect にプリンタを追加できるダイアログが開きます。プリンタはローカル システムには追加されません。フィニッシャはプリンタから自動的に取得されます。

  • [編集]

    プリンタの設定ステータスは「[設定済み] 」です。「[編集] 」をクリックして、プリンタの設定を編集します。

  • [設定]

    プリンタの設定ステータスは「[未設定] 」または「[無効な設定です] 」です。「[設定] 」をクリックして、PRISMAdirect を設定します。使用可能なフィニッシャがプリンタから自動的に取得されます。

  • [削除]

    プリンタの設定ステータスは「[未応答] 」または「[無効なプリンタ] 」です。「[削除] 」をクリックして、ローカル システムと PRISMAdirect 設定からプリンタを削除します。

プリンタの手動追加

[他のプリンタの追加] 」をクリックして、プリンタを手動で追加します。たとえば、SNMP がプリンタで有効になっていない場合です。この場合、プリンタの検出ツールによってプリンタは検出されません。