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印刷システムのユーザー

varioPRINT 6000 seriesが導入される印刷環境は多岐に渡ります。そのため、すべての状況に適用できる一般的な役割を示すことは困難です。varioPRINT 6000 seriesには、パスワードで保護された機能や設定へのアクセスに関連するデフォルトユーザーアカウントがあります。ただし、デフォルトユーザーグループは、組織内のユーザーの数や種類に応じて、システム管理者が調整できます。

ジョブワークフローの特定のフェーズに関連するタスクは、類似性がより高くなります。ほとんどの印刷環境では、ジョブ準備、ジョブ計画、印刷生産、プリンターメンテナンス、プリンター設定の間でタスクが分けられています。また、用紙定義は複雑であるため、多くの印刷環境にはこれらの分野の専門家が存在します。

以下に、本書で使用されている5種類の役割を示します。

  • エキスパートのタスクは、顧客の用紙要件をシステムおよびジョブ設定にどのように変換するかに焦点を当てています。

  • プリプレスのタスクは、顧客の特定の要求をジョブ設定に変換することに焦点を当てています。このスタッフは、PRISMAprepareまたはPRISMAproductionを使用して、印刷用の文書またはデータを準備します。準備完了後、文書はプリンターに送信されます。

  • オペレーターのタスクは、ジョブ準備、ジョブ編集、印刷生産、プリンターメンテナンスに焦点を当てています。

  • キーオペレーターのタスクは、ワークフローの設定およびジョブのデフォルトに焦点を当てています。

  • システム管理者のタスクは、ユーザー認証、データセキュリティ、他のシステムやサーバーへの接続に焦点を当てています。

本書の対象者

本書は、エキスパート、オペレーター、キーオペレーターを支援する目的で作成されています。