PRISMAsync Print Server は varioPRINT iX-series の心臓部です。パフォーマンス、印刷ファイルのラスターイメージ処理、カラーマネジメントを制御します。PRISMAsync Print Server によって、トランザクションベースおよびドキュメントベースの両方の印刷環境において、シームレスにワークフローを統合します。このトピックでは、RIP (ラスターイメージプロセッサ) と PRISMAsync Print Server のページ記述言語について説明します。
PRISMAsync Print Server には、2 つのプリントモードがあります (トランザクションプリントモードとドキュメントのプリントモード)。
これらの印刷モードおよびバリアブルプリントの印刷記述言語と RIP は以下のとおりです。
印刷モード |
ページ記述言語 |
RIP |
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ドキュメントプリントモード |
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Adobe PDF Print Engine 6.1.8 |
トランザクションプリントモード |
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IPDS データ用 SRA bundle 19 PDF コンテナ用 Adobe PDF Print Engine 6.1.8 |
バリアブルプリント (ドキュメントのプリントモード) |
|
Adobe PDF Print Engine 6.1.8 |
Adobe PDF Print Engine (APPE) ではネイティブ PDF イメージモデルが使用されます。これにより、最適な画質で非常に高いパフォーマンスが RIP で得られます。
SRA (Scalable Raster Architecture) モジュールは、PRISMAsync Print Server に IPDS を実装しています。これにより、フロントエンドアプリケーションとプリンタとの間に接続が作成されます。トランザクションプリントジョブは PRISMAproduction 経由で送信できます
IBM メインフレーム、 InfoPrint Manager, GMC PrintNet, PrintSoft PreS,、および Sefas などその他のフロントエンドソリューションは、PRISMAproduction を使用して接続できます。IPDS ストリームに PDF データが含まれている場合、SRA モジュールによって 2 つに分かれたデータ経路が処理されます。PDF データは、Adobe PDF Print Engine (APPE) によって処理されます。
PRISMAsync Print Server で、受信した PDF ジョブが処理されます。PDF の RIP 前処理を行うことにより、ジョブの受信後すぐにジョブ情報を使用できるようになります。オペレータは、ジョブがリストされるとすぐにそのジョブの計画と編集を実行できます。完全な RIP 処理は、編集後およびスケジュール設定されたジョブのリストにジョブがリストされたときに実行されます。